「留守のあいだに携帯を見られたかもしれない」と気になり、見られたかわかる方法を探していませんか。
スマホを置いたまま席を外したあと、アプリの並びがいつもと違うと、落ち着かない気持ちになるものです。
スマホには見られたことを知らせる記録はありませんが、使用状況や履歴の時刻を照らし合わせると手がかりがつかめます。
ただし、履歴が残っていないことは、見られていない証拠にはなりません。
この記事では、iPhoneとAndroidで確かめられる記録、見られたかもと思ったときの対処、これから見られないための設定までわかりやすくご紹介します。
落ち着いて1つずつ確かめるために、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 見られたかを確かめる手がかりになる記録と、その限界
- iPhoneのスクリーンタイムとAndroidのDigital Wellbeingの見方
- ログイン中の端末や見覚えのないアプリの確かめ方
- 見られたかもと思ったときの対処と、見られないための設定
- 携帯を見られたかは、スマホに残る記録の時刻を照らし合わせると手がかりがつかめる
- iPhoneはスクリーンタイムで、持ち上げた回数と通知を時間帯ごとに確かめられる
- AndroidはDigital Wellbeingで、ロック解除の回数とアプリの利用時間を確かめる
- 最近使ったアプリ・閲覧履歴・通知履歴で、操作の跡を探す
- アカウントのログイン中の端末で、ほかの機器からのアクセスを確かめる
- 見覚えのないアプリや構成プロファイルが入っていないかを確かめる
- iPhoneの「個人情報安全性チェック」で、共有とアクセスをまとめて見直す
- 見られたかもと思ったら、記録を残してからパスコードとパスワードを変える
- これから見られないように、画面ロックと通知の表示を見直す
- アプリや写真ごとにロックをかけて、中身を見られにくくする
- 不安が続くときは、公的な相談窓口に相談する
- まとめ
携帯を見られたかは、スマホに残る記録の時刻を照らし合わせると手がかりがつかめる

携帯を見られたかを知る一番の方法は、自分がスマホから離れていた時間に、使った記録が残っていないかを確かめることです。
スマホには「誰が操作したか」を示す記録はないため、いくつかの記録の時刻を合わせて考えます。
ここでは、確かめる前に知っておきたい考え方を整理しましょう。
見られたことをはっきり知らせる通知や記録はない
iPhoneにもAndroidにも、ほかの人が画面を開いたときに知らせる標準の通知はありません。
スマホが記録しているのは、「いつ、どのアプリを、どれくらい使ったか」という使い方の記録です。
そのため、操作したのが自分なのか、ほかの人なのかは、記録だけでは見分けられません。
一方で、自分が触っていない時間に使った記録があれば、ほかの人が操作した手がかりになります。
たとえば、お風呂に入っていた30分のあいだにLINEを開いた記録があれば、そのとき誰かが触った可能性を考えられるでしょう。
- 記録から分かること:使った時間帯、開いたアプリ、ロックを解除した回数
- 記録から分からないこと:操作した人、アプリの中で見た内容
記録は「疑いを確かめる材料」として使い、決めつけないことが大切です。
手がかりになる記録は「使用状況・操作の跡・ログイン」の3種類
見られたかを考える手がかりは、大きく分けて3種類あります。
1つ目は、スクリーンタイムやDigital Wellbeingのような使用状況の記録です。
2つ目はブラウザの閲覧履歴や最近使ったアプリのような操作の跡で、3つ目はアカウントにログインしている端末の一覧になります。
それぞれ分かることと分からないことが違うので、下の表で比べてみてください。
| 記録の種類 | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| スクリーンタイム(iPhone) | 時間帯ごとの持ち上げ回数、通知、アプリの使用時間 | 操作した人、アプリの中で見た内容 |
| Digital Wellbeing(Android) | ロック解除の回数、アプリの利用時間と起動回数 | 操作した人、アプリの中で見た内容 |
| 最近使ったアプリの画面 | 直前まで開いていたアプリ | 開いた時刻 |
| ブラウザの閲覧履歴 | 開いたページと日付 | シークレットモードなどで見たページ |
| ログイン中の端末の一覧 | ほかの機器からのログイン | スマホ本体を直接触ったかどうか |
たとえば、スクリーンタイムで夜中の持ち上げが記録されていて、同じ時間帯に閲覧履歴も残っていれば、手がかりとしての重みが増します。
1つの記録だけで決めず、2つ以上の記録が同じ時間帯を指しているかを見るのがポイント。
スマホから離れていた時間を先にメモしておく
記録を見る前に、スマホから離れていた時間を思い出して書き出しておきましょう。
寝ていた時間、入浴中、席を外した時間など、自分が触っていない時間が分かると、記録の見方がはっきりします。
自分で使った時間と混ざると、見られたように見えて実は自分の操作だった、ということも起きやすいです。
下のチェック表のように、離れていた時間と確かめる記録を並べると整理しやすいでしょう。
| 確かめること | 見る場所 |
|---|---|
| スマホから離れていた時間帯 | 自分のメモ(例:入浴していた夜の時間帯) |
| その時間帯の持ち上げ・ロック解除 | スクリーンタイム、Digital Wellbeing |
| その時間帯に使われたアプリ | アプリごとの使用時間のグラフ |
| その時間帯に開かれたページ | ブラウザの履歴、Googleのマイアクティビティ |
| 知らない端末からのログイン | Apple Account、Googleアカウント、LINEの端末の一覧 |
たとえば、21時台に入浴していたのに、その時間帯の持ち上げが記録されていれば、自分が一度も触っていないかをもう一度思い出します。
家族が同じ部屋にいる時間など、疑う理由のない操作もあるので、記録だけで相手を決めつけないようにしてください。
iPhoneはスクリーンタイムで、持ち上げた回数と通知を時間帯ごとに確かめられる

iPhoneでは、スクリーンタイムを使うと、iPhoneを手にとった回数とアプリの使用時間を時間帯ごとに確かめられます。
離れていた時間に持ち上げの記録があるかどうかが、一番わかりやすい手がかりです。
ただし、スクリーンタイムをオンにしていないと記録は残りません。
スクリーンタイムで分かるのは使用時間・通知・持ち上げの3つ
スクリーンタイムは、2018年6月に発表されたiOS 12から使えるようになった機能です。
Appleの発表では、アプリごとの合計時間、アプリのカテゴリごとの使用状況、通知の受信件数、iPhoneを手にとる頻度をレポートで示すと説明されています。
見られたかを確かめるときに役立つ項目は、次の3つです。
| 項目 | 分かること | 見られたかの手がかり |
|---|---|---|
| 使用時間 | アプリごとに使った時間 | 離れていた時間帯に使われたアプリ |
| 持ち上げ | 1時間ごとの持ち上げ回数と1日の合計 | 触っていない時間帯の回数 |
| 通知 | 受け取った通知の数と、通知を出したアプリ | 同じ時間帯にどのアプリの通知が来ていたか |
持ち上げの項目では、その日の合計持ち上げ回数や、1時間のうちに持ち上げた回数が最も多かった時間帯まで分かります。
たとえば、夜の23時台に寝ていたのに、その時間の持ち上げが記録されていれば、その夜の行動をもう一度思い出してみるとよいでしょう。
設定アプリから1日のレポートを開く
スクリーンタイムのレポートは、設定アプリから開けます。
手順は次のとおりです。
- 「設定」アプリを開く
- 「スクリーンタイム」をタップする
- 「すべてのアプリとWebサイトのアクティビティ」をタップする
- 日ごとのグラフで、離れていた時間帯の使用時間と持ち上げを見る
iOSのバージョンによって、項目の名前や並びが少し違う場合があります。
レポートは日ごとと週ごとに分かれているので、気になる日を選んでから時間帯を見てください。
たとえば、昨日の夜が気になるなら、昨日の日付を選び、入浴していた時間帯のグラフだけを見ると早く確かめられます。
オンにしていない期間は記録が残らない
スクリーンタイムをオフにしていた期間は、持ち上げや使用時間の記録が残りません。
設定アプリの「スクリーンタイム」を開いてオンにする画面が出るなら、これまでの記録はないということです。
今は記録がなくても、オンにしておけば次からの手がかりになります。
持ち上げの回数には自分で手にとった分も入るので、ふだんの自分の回数と比べて考えることが大切です。
たとえば、ふだんは夜中の持ち上げが0回なのに、ある日だけ数回あれば、その日の記録を詳しく見る価値があります。
AndroidはDigital Wellbeingで、ロック解除の回数とアプリの利用時間を確かめる

Androidでは、Digital Wellbeingで、ロックを解除した回数とアプリごとの利用時間を確かめられます。
離れていた時間にロック解除やアプリの起動があったかを見るのがポイントです。
機種によってメニューの名前が違うので、見つからないときは設定アプリの検索も使いましょう。
Digital Wellbeingで分かるのは利用時間・起動回数・通知数
Androidのヘルプでは、Digital Wellbeingで3つの使用状況を確認できると説明されています。
| 項目 | 分かること |
|---|---|
| 利用時間 | 画面に表示していたアプリと、表示していた時間 |
| 起動した回数 | デバイスのロックを解除した頻度と、アプリを開いた頻度 |
| 受信した通知数 | 表示された通知の数と、通知を出したアプリ |
見られたかを考えるときに一番役立つのは、ロックを解除した頻度です。
自分がスマホを置いていた日にロック解除や特定のアプリの起動が増えていれば、手がかりの1つになります。
たとえば、LINEや写真アプリの起動回数が、自分の覚えより多い日がないかを見てみてください。
設定アプリの「Digital Wellbeing」からグラフを開く
Digital Wellbeingは、設定アプリから開けます。
- 設定アプリを開く
- 「Digital Wellbeing」をタップする
- その日の使用状況のグラフをタップして、詳しい内容を見る
グラフをタップすると、アプリごとの詳しい使用状況が表示されます。
アプリの一覧にDigital Wellbeingのアイコンを出す設定もあるため、こまめに確かめたい人はオンにしておくと便利です。
たとえば、毎朝起きたときに前の日のグラフを見る習慣をつけると、ふだんとの違いに気づきやすくなるでしょう。
メニューの名前や表示は機種によって違う
Digital Wellbeingは、機種やAndroidのバージョンによって、画面の名前や表示される項目が違うことがあるので注意が必要です。
たとえば、auの一部の機種の取扱説明書では、「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」というメニューの中に、ロック解除の回数が出ると案内されています。
メーカー独自のメニューになっている機種では、同じ名前の項目が見つからないこともあるでしょう。
見つからないときは、設定アプリの上にある検索欄に「Digital Wellbeing」や「利用時間」と入れて探してください。
Androidのヘルプでも、Digital Wellbeingの機能の一部はデバイスによって異なると説明されています。
最近使ったアプリ・閲覧履歴・通知履歴で、操作の跡を探す

使用状況の記録に加えて、最近使ったアプリの画面やブラウザの履歴を見ると、どこを見られたかの手がかりが増えます。
どれも数分で確かめられるので、スマホに戻ったらすぐ見るのが効果的です。
ただし、どの記録もあとから消せる点は覚えておきましょう。
最近使ったアプリの画面で、開いた覚えのないアプリを探す
最近使ったアプリの画面には、直前まで開いていたアプリが並びます。
開き方の違いは、次の表のとおりです。
| 機種 | 開き方 |
|---|---|
| iPhone(Face IDの機種) | 画面下部の中央から上にスワイプし、指を止めてから放す |
| iPhone(ホームボタンの機種) | ホームボタンをダブルクリックする |
| Android(ジェスチャー操作) | 画面の下から上へスワイプし、長押ししてから指を離す |
| Android(3ボタン操作) | 「最近使ったアプリ」のボタンをタップする |
自分が閉じたはずのアプリが一番手前にある、開いた覚えのない写真やメッセージの画面が残っている、といったことがあれば手がかりになります。
この画面には、アプリを開いた時刻は出ません。
たとえば、席を立つ前に見ていたアプリと、戻ったときに一番手前にあるアプリが違えば、その時間帯をスクリーンタイムなどで確かめてみてください。
ブラウザの履歴とGoogleのマイアクティビティで時刻を見る
ブラウザの閲覧履歴は、どのページが開かれたかを知る手がかりです。
Chromeでは、右上のその他アイコンから「履歴」を開くと、過去90日間にアクセスしたページが表示されます。
Googleアカウントにログインしている人は、マイアクティビティも見ておきたいところです。
マイアクティビティには、調べた言葉や開いたサイト、見た動画の記録が新しい順に並び、「詳細」を選ぶと日時まで表示されます。
- Chromeの履歴:右上のその他アイコン →「履歴」
- マイアクティビティ:Googleアカウント →「データとプライバシー」→「マイ アクティビティ」
たとえば、自分では検索していない言葉が、離れていた時間帯の日時で残っていれば、ほかの人が使った可能性を考えられます。
Androidの通知履歴で、消された通知を確かめる
Androidには、1日の通知をあとから見られる通知履歴がある機種があります。
通知履歴があるかどうかは、設定アプリの「通知」を開いて確かめる仕組みです。
通知履歴では、スヌーズした通知や最近非表示にした通知、過去24時間の通知を見られます。
自分が見ていないはずのメッセージの通知が「最近非表示にした通知」に入っていれば、誰かが通知を消した手がかりになるでしょう。
機種によっては、通知履歴そのものがない場合もあります。
見つからないときは、設定アプリの検索欄に「通知履歴」と入れて探してください。
履歴がないことは、見られていない証拠にはならない
閲覧履歴や最近使ったアプリの画面は、あとから消すことができます。
Chromeのシークレットモードで見たページは履歴に保存されず、Safariのプライベートブラウズでもブラウズの詳細は保存されない仕組みです。
履歴が空でも、それだけで「見られていない」とは言い切れません。
反対に、いつも残しているはずの履歴が一部だけない、といったことは手がかりの1つになります。
たとえば、昨日まで並んでいた検索の履歴が全部消えていて、自分で消した覚えがなければ、その日の持ち上げやロック解除の記録もあわせて見てみましょう。
Chromeで同期をオンにしていると、パソコンなどほかの端末で履歴を消した場合もスマホの履歴から消える点に注意が必要です。
アカウントのログイン中の端末で、ほかの機器からのアクセスを確かめる

スマホ本体だけでなく、アカウントにログインしている端末の一覧を見ると、ほかの機器から見られていないかを確かめられます。
パスワードを知られていると、スマホを手にとらなくても別の機器からメッセージや写真を見られることがあるためです。
Apple Account、Googleアカウント、LINEの3つは、まとめて確かめておきましょう。
Apple Accountは設定の自分の名前からデバイスの一覧を見る
iPhoneでは、「設定」を開いて一番上の自分の名前をタップし、下にスクロールすると、Apple Accountにサインインしているデバイスの一覧が出ます。
見覚えのないデバイスは、タップして「アカウントから削除」を選ぶと外せる仕組みです。
Appleの個人の安全ユーザガイドでは、見覚えのないデバイスがあったときの順番を次のように案内しています。
- 記録として、そのデバイスの画面のスクリーンショットを保存する
- Apple Accountのパスワードを変更する
- 必要に応じて、主要メールアドレスを変更する
- 不明なデバイスをアカウントから削除する
削除したデバイスでは、2ファクタ認証でもう一度サインインするまでiCloudにアクセスできなくなります。
たとえば、昔使っていたiPadが一覧に残っているだけのこともあるので、名前と機種をよく見てから判断してください。
Googleアカウントは「すべてのデバイスを管理」とセキュリティのアクティビティを見る
Googleアカウントでは、「セキュリティとログイン」の「お使いのデバイス」にある「すべてのデバイスを管理」から、ログインしている端末を確かめられます。
一覧に並ぶのは、今ログインしているデバイスと、過去数週間にログインしたデバイスです。
あわせて「最近のセキュリティ関連のアクティビティ」を開くと、ふだんと違う活動がないかを確かめられます。
| 見る場所 | 確かめること |
|---|---|
| すべてのデバイスを管理 | 自分のものではない端末がないか |
| 最近のセキュリティ関連のアクティビティ | 覚えのないログインなどの活動がないか |
| セキュリティ診断 | 2段階認証や画面ロックなどのおすすめの対策 |
Googleのヘルプの案内は、ほかの人がログインしていると思われる場合はすぐにパスワードを変えることです。
同じ名前のデバイスが複数ある場合は、ほかの機器からのアクセスが混ざっていることもあるため、その名前のセッションをすべてログアウトするよう勧めています。
LINEは「ログイン中の端末」で、見覚えのない端末を探す
LINEでは、ホームの右上の歯車から「アカウント」を開き、「ログイン中の端末」をタップすると、ログインしている端末の一覧が出ます。
自分で使っているパソコンやタブレットのほかに、見覚えのない端末がないかを見てください。
覚えのない端末があれば、「ログアウト」をタップして接続を切ります。
「ログイン許可」は、ほかの端末からのログインを受け付けるための設定です。
パソコンなどでLINEを使わない人は、この設定を見直しておくと、知らないうちに別の端末でログインされる心配を減らせます。
たとえば、ログインの確認がスマホに届いたとき、自分で操作していなければ「ログイン」をタップしないようにしてください。
LINEのメニューはアプリのバージョンによって変わることがあるので、見つからないときはLINEのヘルプで確かめましょう。
見覚えのないアプリや構成プロファイルが入っていないかを確かめる

スマホを勝手に操作されたかもしれないときは、見覚えのないアプリや設定が入っていないかを確かめることも大切です。
IPA(情報処理推進機構)は、画面ロックのないスマホを目を離した隙に操作され、監視アプリを無断でインストールされた事例を紹介しています。
見られただけで終わっていないかを、アプリの一覧で確かめておきましょう。
iPhoneはアプリライブラリの検索で全アプリを一覧にする
iPhoneでは、ホーム画面のページをすべて左にスワイプすると、アプリライブラリが表示されます。
アプリライブラリの上の検索欄をタップすると出てくるのは、iPhoneに入っているすべてのアプリのアルファベット順のリストです。
名前を見ても何のアプリか分からないときは、App Storeで調べられます。
- ホーム画面を左にスワイプして、アプリライブラリを出す
- 検索欄をタップして、アプリの一覧を表示する
- 入れた覚えのないアプリがないかを上から順に見る
- 分からないアプリは、App Storeで名前を検索する
入れた覚えのないアプリを消すときは、アイコンを長押しして「アプリを削除」を選びます。
家族と一緒に設定したときに入ったアプリかもしれないので、消す前に思い当たることがないかを考えるのも1つの方法です。
iPhoneは「VPNとデバイス管理」で構成プロファイルを確かめる
構成プロファイルは、設定や機能をまとめて管理するためのしくみです。
「設定」→「一般」→「VPNとデバイス管理」を開くと、入っているプロファイルを確かめられます。
一覧に何も出なければ、デバイス管理プロファイルはインストールされていないということです。
プロファイルを削除すると、それに関連付けられた設定・アプリ・データもすべて削除されます。
会社や学校から渡されたiPhoneなら、消す前に管理者に相談してください。
AndroidはGoogle Play プロテクトのスキャンを使う
Androidでは、Google Play プロテクトが、アプリのインストール時のチェックと、端末の定期的なスキャンを行っています。
有害な可能性のあるアプリが見つかると、通知を出したり、アプリを無効にしたり、自動で削除したりすることがある仕組みです。
Google Play プロテクトははじめからオンになっていますが、オフにもできるため、念のため設定を確かめておきましょう。
| 確かめる場所 | 見ること |
|---|---|
| Playストアのプロフィールアイコン →「Play プロテクト」 | 「Play プロテクトによるアプリのスキャン」がオンになっているか |
| Play プロテクトからの通知 | 有害な可能性のあるアプリの知らせが届いていないか |
スマホが熱くなる、電池の減りが早いといった変化を手がかりにする記事もありますが、ほかの原因も多いため、それだけで判断するのは難しいでしょう。
気になる変化があれば、まずアプリの一覧とGoogle Play プロテクトで確かめてください。
iPhoneの「個人情報安全性チェック」で、共有とアクセスをまとめて見直す

iPhoneには、ほかの人と共有している情報やアクセスをまとめて見直せる「個人情報安全性チェック」があります。
共有している相手やApple Accountのデバイスなどを、1つの流れで確かめられるのが特長です。
見られたかもと思ったときに、何から見直せばいいか分からない人にも向いています。
iOS 16以降と2ファクタ認証のApple Accountで使える
個人情報安全性チェックは、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「個人情報安全性チェック」の順に開きます。
使えるのは、iOS 16以降のiPhoneで、2ファクタ認証を使っているApple Accountにサインインしている場合です。
項目は画面の下のほうにあることがあるため、見つからないときは下にスクロールしてください。
たとえば、iOSを長くアップデートしていないiPhoneでは、この項目が出ないことがあります。
「共有とアクセスを管理」と「緊急リセット」の違い
個人情報安全性チェックには、2つの進め方があります。
| 進め方 | できること |
|---|---|
| 共有とアクセスを管理 | 人ごと・アプリごとに共有している情報を確かめて止める。デバイス、電話番号、パスワード、パスコードなども更新できる |
| 緊急リセット | すべての人とアプリの共有をすぐにリセットする。デバイスや電話番号の確認、パスワードの変更もできる |
ふだんの見直しなら、1つずつ確かめられる「共有とアクセスを管理」が向いています。
緊急リセットは共有をまとめて止めるため、家族と共有している情報もいっしょに止まる点に気をつけてください。
iOS 17以降では同期されているコンピュータ、iOS 18以降ではiPhoneミラーリングを設定したコンピュータも確かめる対象に入ります。
止められる共有は、位置情報や写真、メモなど幅広い
個人情報安全性チェックで確かめて止められる共有は、位置情報だけではありません。
AppleのFAQでは、次のような共有が対象に挙げられています。
| 共有の種類 | 例 |
|---|---|
| 居場所 | 「探す」や「マップ」での位置情報・到着予定の共有 |
| 毎日の記録 | アクティビティ、ヘルスケア、カレンダー |
| 中身のある情報 | パスワード、メモ、写真 |
| 家と持ち物 | ホーム、「探す」での持ち物の共有 |
他社製アプリが使っているBluetooth、連絡先、写真などへのアクセスも、ここでオフにできます。
たとえば、写真を共有アルバムで見せ合っている相手がいるなら、その共有が今も必要かを1つずつ考えてみてください。
なお、「盗難デバイスの保護」をオンにしている場合は、チェックの動作が少し違うことがあるとAppleは案内しています。
チェックのあとは、Apple以外のアカウントや共有プランも見直す
個人情報安全性チェックで見直せるのは、主にAppleの機能とApple Accountに関わる共有です。
Appleのガイドでは、チェックで確かめられない共有やアクセスについて、追加の手順を案内しています。
- 使っていないアプリや見覚えのないアプリを削除する
- メールやSNSなど、Apple以外のアカウントのパスワードを変える
- メール・電話・メッセージに、自分が許可していない転送設定がないかを確かめる
- 料金プランを家族と共有している場合は、通信事業者に追加の対策を問い合わせる
家族で共有している料金プランでは、ほかのメンバーが位置情報や通話・メッセージの履歴、請求明細を見られる可能性があるとされています。
見られたかもしれない相手と同じプランに入っているなら、アクセス用のPINやセキュリティコードを設定できるかを携帯会社に確かめるとよいでしょう。
「今すぐ中止」ですぐホーム画面に戻れる
個人情報安全性チェックの画面の右上には、「今すぐ中止」のボタンがあります。
タップするとすぐに設定アプリが終わり、ホーム画面に戻る仕組みです。
それまでに変えた内容は保存されるので、途中で手を止めても、はじめからやり直す必要はありません。
近くにいる人に画面を見られたくないときにも使えるボタンです。
たとえば、チェックの途中で家族が部屋に入ってきたときは、「今すぐ中止」を押して、あとで続きを確かめるとよいでしょう。
見られたかもと思ったら、記録を残してからパスコードとパスワードを変える

見られたかもしれないと思ったら、まず画面の記録を残し、そのあとパスコードとアカウントのパスワードを変えます。
先に設定を変えると、手がかりになる画面が消えてしまうことがあるため、順番が大切です。
下の表の順に進めると、迷わず対処できるでしょう。
| 順番 | すること | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 気になる記録の画面をスクリーンショットで残す | 変更したあとでは確かめられなくなることがある |
| 2 | スマホのパスコードを変える | ほかの人が知っているパスコードを使えなくする |
| 3 | Apple Account、Googleアカウント、LINEのパスワードを変える | 別の機器から見られるのを防ぐ |
| 4 | 見覚えのない端末やアプリを外す | アクセスの入り口を減らす |
| 5 | 画面ロックや通知の設定を見直す | これから見られにくくする |
変更する前にスクリーンショットで画面を残す
Appleの個人の安全ユーザガイドでは、アカウントやデバイスが不審に利用されている不安がある場合、スクリーンショットや画面収録を残せると案内しています。
Face IDのiPhoneで撮るときの操作は、サイドボタンと音量を上げるボタンを同時に押して放すことです。
撮った画像は、写真アプリに保存されます。
残しておきたいのは、スクリーンタイムやDigital Wellbeingのグラフ、ログイン中の端末の一覧、見覚えのないアプリの画面などです。
たとえば、Apple Accountで見覚えのないデバイスを見つけたら、削除する前にその画面を撮っておくと、あとで相談するときに説明しやすくなります。
パスコードを自分しか知らないものに変える
Appleのガイドでは、ほかの人がパスコードを知っていると、デバイスやApple Accountの情報を見たり変えたりできると説明されています。
iPhoneでパスコードを変える場所は、「設定」→「Face IDとパスコード」(ホームボタンの機種は「Touch IDとパスコード」)→「パスコードを変更」です。
iOS 17以降では、パスコードを変えてから72時間は古いパスコードでもリセットできます。
古いパスコードを知っている人がいる場合は、「前のパスコードを無効にする」をタップして、すぐに使えなくしておきましょう。
Androidは、設定アプリの「セキュリティ」→「画面ロック」で変えられます。
誕生日や電話番号の一部など、身近な人が思いつきやすい数字は避けてください。
アカウントのパスワードを変えて、見覚えのない端末を外す
スマホのパスコードを変えたら、次はアカウントのパスワードです。
Apple Accountは「設定」→「自分の名前」→「サインインとセキュリティ」→「パスワードを変更」で変えられます。
Appleが求めているのは、8文字以上で大文字・小文字と数字を含むパスワードです。
Googleも、ほかの人がログインしていると思われるときは、すぐにパスワードを変えるよう案内しています。
パスワードを変えたら、見覚えのない端末のログアウトや、アカウントからの削除に進みましょう。
Apple Accountの場合は、icloud.comの設定にある「すべてのブラウザからサインアウト」も使えます。
Googleアカウントのセキュリティ診断で、2段階認証などのおすすめの対策もあわせて確かめてください。
これから見られないように、画面ロックと通知の表示を見直す

これから見られないためには、ほかの人に解かれにくい画面ロックと、ロック画面に中身を出さない設定が基本です。
IPAも、スマホには必ず画面ロックを設定し、一時的でも他人に操作させないよう呼びかけています。
少しの手間でできる設定から見直してみてください。
パスコードは6桁以上か英数字にする
iPhoneのパスコードの初期設定は、6桁の数字です。
4桁の数字、6桁の数字、カスタムの数字、カスタムの英数字から選べ、Appleは4桁が最も安全性が低く、英数字が最も高いと説明しています。
| 機種 | 選べる画面ロック | 目安 |
|---|---|---|
| iPhone | 4桁の数字、6桁の数字、カスタムの数字、カスタムの英数字 | 英数字が最も安全性が高い |
| Android | PIN、パターン、パスワード | PINは6桁以上がすすめられている |
AndroidのPINは4桁以上で設定でき、Googleはセキュリティを高めるため6桁以上をすすめています。
パターンは指の動きを横から見られやすいので、人の多い場所で使うときは画面の角度に気をつけましょう。
自動ロックの時間を短くする
画面ロックを設定していても、画面が点いたまま置いておくと、そのあいだは誰でも操作できる状態です。
iPhoneは「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」で、画面が自動で消えるまでの時間を選べます。
席を立つときは、自動ロックを待たずに電源ボタンを押して画面を消す習慣をつけるのが確実です。
たとえば、職場や家族のいる部屋でスマホを机に置くときは、画面を下に向けるだけでも通知の中身を見られにくくなります。
ロック画面に通知の中身を出さない
ロックを解かなくても読める、ロック画面の通知にも注意が必要です。
Androidでは、ロック画面上の通知を「通知を表示しない」にしたり、「機密性の高い通知」をオフにしてプライベートな内容を隠したりできます。
| Androidの設定 | ロック画面での表示 |
|---|---|
| 通知を表示しない | ロック画面に通知が出ない |
| 「機密性の高い通知」をオフ | プライベートな内容を隠す |
| 警告やサイレント通知を表示する | すべての通知が出る |
設定の名前は機種によって違う場合があるので、設定アプリの「通知」から探してください。
iPhoneでは、このあと紹介するアプリのロックを使うと、そのアプリの情報が通知のプレビューに出なくなります。
Face IDは「注視が必要」をオンのままにする
Face IDには、画面を見ているときだけロックを解く「Face IDを使用するには注視が必要」という設定があります。
これがオフになっていると、目を開いていなくてもFace IDが使える状態です。
寝ているあいだにスマホを顔に向けられると、ロックを解かれるおそれがあるので、オンのままにしておきましょう。
この設定の場所は、「設定」→「アクセシビリティ」です。
ほかの人の顔が登録されていないか心配なときは、「設定」→「Face IDとパスコード」→「Face IDをリセット」で登録をやり直せます。
アプリや写真ごとにロックをかけて、中身を見られにくくする

iPhoneでは、アプリや写真ごとにFace IDなどのロックをかけて、画面ロックを解かれても中身を見られにくくできます。
家族とスマホを貸し借りすることがある人にとって、特に役立つ機能です。
ロックできないアプリや、ロックしても名前が見える場所もあるので、合わせて確かめておきましょう。
iPhoneはアプリを長押しして「Face IDを必要にする」
アプリをロックするには、ホーム画面でアプリのアイコンを長押しし、出てきたメニューの「Face IDを必要にする」をタップします。
機種によって「Touch IDを必要にする」「パスコードを必要にする」の表示になり、どれも同じ働きです。
ロックしたアプリの情報は、通知のプレビュー、検索、Siriからの提案、通話履歴などに表示されません。
| 機能 | できること | 注意 |
|---|---|---|
| ロック | 開くときにFace IDなどが必要になる | 計算機・カメラ・設定など、一部のアプリはロックできない |
| 非表示 | ホーム画面から消え、アプリライブラリの「非表示」フォルダに入る | iPhoneにはじめから入っているアプリは非表示にできない |
たとえば、LINEをロックしておけば、スマホを渡して地図を見せるときも、メッセージを開かれる心配が減ります。
写真は非表示アルバムに移す
見られたくない写真は、写真アプリで「選択」をタップして写真を選び、「その他」のメニューから非表示にできます。
非表示にしても写真は削除されず、「非表示」アルバムに入る仕組みです。
非表示アルバムは、Face ID、Touch ID、パスコードのどれかがないと開けません。
さらに「設定」→「アプリ」→「写真」で「非表示アルバムを表示」をオフにすると、アルバムの一覧からも見えなくなります。
Safariのプライベートブラウズも、iOS 17以降はしばらく操作しないとロックされる仕組みです。
ロックしても完全に隠れるわけではない
非表示にしたアプリの名前は、スクリーンタイムやバッテリーの使用状況、App Storeの購入履歴などで見える場合があります。
また、ロックや非表示はそのiPhoneだけの設定で、iCloudでは同期されません。
iPadなどほかの機器でも同じアプリを使っているなら、そちらにも設定が必要です。
一番大切なのは、スマホそのもののパスコードをほかの人に知られないことでしょう。
アプリのロックは、画面ロックの守りを補う方法として使ってください。
不安が続くときは、公的な相談窓口に相談する

自分で確かめても不安が続くときや、身の安全が心配なときは、公的な相談窓口に相談できます。
相談先は、スマホの設定や不正アクセスの相談か、身の安全に関わる相談かで分かれるのがポイントです。
ひとりで抱え込まず、内容に合う窓口を選んでください。
| 相談したいこと | 窓口 |
|---|---|
| 不正アクセスや監視アプリなど、スマホのセキュリティの技術的な相談 | IPA 情報セキュリティ安心相談窓口(03-5978-7509) |
| 身の安全に関わる、緊急でない悩みごと・困りごと | 警察相談専用電話(#9110)か最寄りの警察署 |
| 今すぐ身の危険がある | 110番 |
スマホの設定や不正アクセスの不安はIPAの安心相談窓口へ
IPAの情報セキュリティ安心相談窓口では、主にウイルスや不正アクセスなど、一般的な情報セキュリティの技術的な相談を受け付けています。
電話番号は03-5978-7509で、受付時間は10時00分から17時00分(土日祝日・年末年始は除く)です。
電話のほか、メールでも相談できます。
たとえば、「見覚えのない構成プロファイルがあるが、消してよいか分からない」といった相談をするときは、スクリーンショットを手元に用意しておくと説明しやすいでしょう。
受付時間外は、IPAのチャットボットで対処方法を調べられる
IPAの安心相談窓口には、よくある相談の対処方法を案内するチャットボットもあります。
チャットボットは原則24時間365日使えるため、夜や休日に不安になったときの入り口として便利です。
文字を入力する形ではなく、表示される選択肢から今の状況に近いものを選んで進みます。
案内のテーマの1つが、「不正ログインへの対応」です。
チャットボットで当てはまる答えが見つからないときは、受付時間内に電話かメールで相談してください。
メンテナンスなどで、内容が予告なく変わったり止まったりすることもあります。
身の安全に関わる不安は#9110へ、緊急のときは110番へ
警察庁は、生活の安全に関わる悩みごと・困りごとなど緊急でない相談には、最寄りの警察署か「#9110」を使うよう案内しています。
今まさに身の危険を感じるときは、#9110ではなく110番に電話してください。
位置情報を勝手に共有されている、つきまといにつながっているかもしれないなど、スマホの不安が身の安全と結びついているときは、早めに相談することが大切です。
相談するときは、先に残したスクリーンショットや、気づいた日時のメモがあると状況を伝えやすくなります。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 携帯を見られたことを直接知らせる記録はなく、離れていた時間と、使用状況・履歴・ログインの記録を照らし合わせて考える
- iPhoneはスクリーンタイムで、アプリの使用時間・通知・持ち上げの回数を時間帯ごとに確かめられる
- AndroidはDigital Wellbeingで、利用時間・ロック解除やアプリの起動の回数・通知数を確かめられる
- Chromeの履歴には過去90日間のページが残るが、シークレットモードで見たページは残らない
- Apple Account・Googleアカウント・LINEのログイン中の端末で、ほかの機器からのアクセスを確かめる
- iOS 16以降のiPhoneは、個人情報安全性チェックで共有とアクセスをまとめて見直せる
- 見られたかもと思ったら、スクリーンショットで記録を残してからパスコードとパスワードを変える
- 不正アクセスの相談はIPA(03-5978-7509)、身の安全の不安は#9110、緊急のときは110番
スマホの記録は「誰が見たか」までは教えてくれませんが、時刻を照らし合わせれば、見られたかどうかの手がかりになります。
大切なのは、記録で確かめたうえで、パスコードとパスワードを自分だけが知るものに変えておくことです。
まずは今日のスクリーンタイムやDigital Wellbeingを開いて、ふだんの自分の使い方を知るところから始めてみてはいかがでしょうか。
あなたのスマホの中身を守るために、できる設定から1つずつ進めてくださいね。

