Geminiを使っていて、「毎回、文体や形式を指定するのが面倒」「もう少し自分の仕事に合う答えがほしい」と感じることはありませんか。
そんなときに役立つのが、あらかじめ回答の好みや進め方を伝えておけるカスタム指示です。
ただし、条件を細かく書きすぎると意図が伝わりにくくなったり、どんな内容を登録すればよいか迷ったりすることもあります。
この記事では、すぐに使えるGeminiのカスタム指示おすすめ例文を、仕事・調査・文章作成などの目的別に紹介します。
さらに、回答の質を整える書き方のコツ、全チャット共通の指示とGemsの使い分け、設定が反映されにくいときの見直し方までわかりやすくまとめました。
まずは基本テンプレートを登録して、使いながら自分向けに整えていくだけでも、Geminiとのやり取りがぐっとスムーズになりますよ。
この記事でわかること
- Geminiのカスタム指示を始めるための基本テンプレートとおすすめ例文
- メール、議事録、調査、要約、文章作成で使いやすい指示の書き方
- 回答品質を高めるために役割・目的・前提・出力形式を整理するコツ
- カスタム指示の設定方法、Gemsとの使い分け、反映されない場合の確認ポイント
Geminiのカスタム指示は基本テンプレートから始めるのがおすすめ

Geminiのカスタム指示を初めて使うなら、日本語の文体・回答の順序・確認のしかたを整える基本テンプレートから始めるのがおすすめです。
最初から細かな条件をたくさん登録するよりも、普段のやり取りで気になりやすい点だけを指定したほうが、回答の変化をつかみやすくなります。
まずは使いたい例文をそのまま登録し、使いながら自分に合う表現へ少しずつ調整してみてください。
| 整えたいこと | 基本指示の考え方 |
|---|---|
| 文章の雰囲気 | 自然な日本語と丁寧な言葉づかいを指定します。 |
| 説明のわかりやすさ | 結論を先に示し、その後に理由を説明してもらいます。 |
| 質問内容のすれ違い | 条件が足りない場合は、回答前に確認してもらうようにします。 |
日本語・敬語・簡潔さを整える基本の例文
Geminiの回答が硬すぎたり、反対にくだけすぎたりする場合は、文体に関する指示を入れるだけでも印象が整いやすくなります。
特に仕事の調べものや文章の下書きに使うなら、「自然な日本語」「丁寧な敬語」「簡潔に」という3点を基本にすると扱いやすいです。
- 回答は自然な日本語で作成してください。
- 丁寧な敬語を基本にしつつ、回りくどい表現は避けてください。
- 要点を優先して、短くわかりやすく説明してください。
- 専門用語を使う場合は、必要に応じて簡単な補足を付けてください。
この例文は、日常的な質問から仕事の相談まで幅広く使いやすい基本形です。
一方で、いつも短い回答が正解とは限らないため、詳しい説明が必要なときは「必要なら補足も加えてください」と添えておくと安心です。
文体の指定は、普段の回答に求める読みやすさを整えるための土台として考えるとよいでしょう。
結論と理由をわかりやすく示す例文
知りたいことへの答えが後半まで出てこないと、忙しいときには内容をつかみにくく感じます。
そこで、最初に結論を示してから理由を説明する流れを指定しておくと、回答を確認する時間を抑えやすくなります。
- 質問への回答は、最初に結論を短く示してください。
- 続けて、その結論に至った主な理由をわかりやすく説明してください。
- 選択肢が複数ある場合は、それぞれの違いと向いているケースを示してください。
- 判断が一つに絞れない場合は、条件ごとの考え方を整理してください。
たとえば、サービスや方法を比べたい質問では、先に「どのような場合にどちらが向くか」が示されると、自分に必要な情報を見つけやすくなります。
理由まで読むことで、Geminiの提案をそのまま受け取るのではなく、自分の状況に当てはめて考えやすくなるのもメリットです。
ただし、結論を急ぐあまり説明が不足すると感じる場合は、「理由は重要なものから示してください」と加える程度で十分です。
不明点を確認してから回答してもらう例文
依頼内容に必要な条件が含まれていないと、Geminiが意図と少し異なる方向で回答することがあります。
あいまいな依頼が多い場合は、不足している情報だけを先に確認してもらう指示を入れておくと、やり取りのすれ違いを減らしやすくなります。
- 依頼内容に不明点や不足している条件がある場合は、回答前に確認したい点を質問してください。
- 確認が必要な点は、重要なものから簡潔に示してください。
- 条件が十分にわかる質問には、確認を挟まずにそのまま回答してください。
- 複数の解釈がある場合は、考えられる解釈を示してから質問してください。
この指示は、メール文面の作成、旅行案の検討、比較したい条件が多い相談などで役立ちます。
確認を求める指示だけを強くすると、簡単な質問にも質問で返されることがあるため、「条件が十分ならそのまま回答する」という一文をセットにするのがポイントです。
まずは3つの基本テンプレートから、自分が最も困りやすいものを一つ選んで登録すると、Geminiの回答を自分向けに整えやすくなります。
仕事で使いやすいカスタム指示のおすすめ例文

仕事でGeminiを使うなら、メール・議事録・企画・資料作成のように、繰り返し発生する作業に合わせたカスタム指示がおすすめです。
最初から完璧な指示を目指さず、普段作る成果物に近い例文を登録すると、毎回の修正や書き直しを減らしやすくなります。
ビジネスメールを読みやすく整える設定
メール作成では、丁寧さを保ちながらも、要点が伝わる簡潔な文面に整えてもらう指示が便利です。
とくに社内外でやり取りする機会が多い場合は、件名・結論・依頼事項をわかりやすくする条件を加えると使いやすいですよ。
次の例文は、下書きの作成だけでなく、長いメールを読みやすく直したいときにも活用できます。
- ビジネスメールは、丁寧で読みやすい自然な日本語で作成してください。
- 最初に用件が伝わる件名案を1つ示してください。
- 本文は結論から書き、背景説明は必要な範囲に絞ってください。
- 依頼事項、期限、確認してほしい点がある場合は、箇条書きでわかりやすく整理してください。
- 過度に堅い表現や回りくどい表現は避けてください。
- 事実として確認できない内容は補わず、確認が必要な箇所として示してください。
相手との関係性によって文体を変えたい場合は、「社外向け」「社内の同僚向け」「上司向け」などを依頼文に添えると、場面に合った表現を選びやすくなります。
会議メモから議事録を作る設定
箇条書きのメモや音声から起こした文章を議事録に整える作業は、カスタム指示と相性がよい業務の一つです。
発言をただ並べるのではなく、決まったことと次にやることを分けるように指定すると、会議後に確認しやすい記録になります。
以下の例文では、発言内容にない情報を勝手に補わない条件も含めています。
- 会議メモを、あとから参加していない人も把握できる議事録に整理してください。
- 議題ごとに「概要」「主な意見」「決定事項」「保留事項」「次の対応」を分けてください。
- 次の対応には、担当者と期限がメモ内にある場合のみ記載してください。
- 担当者や期限が不明な場合は、推測せず「要確認」と記載してください。
- 重複する発言はまとめ、結論に関係しない細かなやり取りは簡潔にしてください。
- 最後に、決定事項と次の対応だけを短く一覧にしてください。
会議メモに参加者や日時が含まれているなら、見出し部分に整理してもらうと、共有用の文書として見返しやすくなります。
企画やアイデアを具体化する設定
企画のたたき台が必要なときは、抽象的な案を具体的な施策へ広げてもらう指示が役立ちます。
アイデアを多く出すだけでは実行につながりにくいため、対象者・実施内容・期待できる変化・検討点まで整理する形がおすすめです。
次の例文は、新しい施策、社内イベント、販促の案などを考える際に使えます。
- 企画のアイデアを、実行を検討しやすい形で具体化してください。
- 各案について、企画名、ねらい、対象者、実施内容、必要な準備、想定される課題を示してください。
- ありきたりな案だけに偏らないよう、取り組みやすい案と新しい切り口の案を混ぜてください。
- 費用や期間などの条件が不明な場合は、断定せず確認すべき点として整理してください。
- 最後に、優先して検討しやすい案を2つ選び、その理由を簡潔に説明してください。
企画のテーマや対象者が決まっているときは、その都度の依頼で条件を追加すると、より現実的な案に近づけやすいです。
資料の構成案を作る設定
提案書や社内説明資料を作る前に構成案を用意すると、伝える順番が整い、作成途中で迷いにくくなります。
Geminiには文章を一度に作らせるよりも、まずスライドごとの見出しと伝える内容を出してもらうと、内容を確認しながら進められます。
構成案づくりには、次のようなカスタム指示が使いやすいです。
- 資料作成の依頼では、最初に全体の構成案を作成してください。
- 各項目について、見出し、伝えたい要点、入れるとよい情報を示してください。
- 結論や提案を先に理解できる流れを意識してください。
- 情報が不足している部分は、仮定で埋めず、追加で確認したい内容として示してください。
- 数字や事実を扱う場合は、根拠の確認が必要な箇所をわかるようにしてください。
- 最後に、資料全体を短くまとめる結論ページの案を示してください。
資料の用途が報告・提案・説明のどれに近いかを依頼時に伝えると、必要な情報の並び方を調整しやすくなります。
まずは自分が最も時間を使っている業務の例文を一つ選び、実際のやり取りを通して言葉を少しずつ整えていくのがおすすめです。
調査・要約・文章作成に役立つカスタム指示の例文

Geminiで調査や文章作成をする機会が多いなら、情報の整理方法と回答時の注意点をあらかじめ指定するのがおすすめです。
毎回細かな条件を書き直さなくても、要点のまとめ方や比較の見せ方がそろいやすくなり、確認作業の負担も軽くできます。
ここでは、日常的な情報収集から資料の下書きまで使いやすいカスタム指示の例文を紹介します。
長文を要点別にまとめる設定
会議の議事録、長いメール、記事などを読むときは、単に短くするだけでは重要な内容が抜けてしまうことがあります。
結論・理由・対応事項のように分けて要約する指定を入れておくと、後から必要な情報を探しやすくなります。
特に、仕事で確認すべき内容が多い場合は、決定事項と未決定事項を分ける形が便利です。
カスタム指示の例文
長文を要約する場合は、最初に全体の結論を2〜3文で示してください。
その後、主要な論点、決定した内容、対応が必要な内容、確認が必要な内容に分けて整理してください。
期限、担当者、数値、固有名詞が含まれる場合は、見落としにくいよう箇条書きで示してください。
原文に書かれていない内容は補わず、判断できない点は不明としてください。
依頼するときは、「この会議メモを要約して」「このメールの対応事項を整理して」のように、対象となる文章を貼り付けます。
読み返す時間を減らしたい場合は、次のような出力順を希望として加えてもよいでしょう。
- 最初に結論を確認したい場合は、結論から表示する。
- 作業を進めたい場合は、対応事項を先に表示する。
- 共有用に使いたい場合は、専門的な表現をわかりやすく言い換える。
情報の確かさに配慮して調査する設定
調査の結果を仕事や生活の判断材料にするなら、情報を並べるだけでなく、確認できた事実と推測を分けるように指示しておくと安心です。
公開時期や条件によって内容が変わる情報もあるため、回答をそのまま確定情報として扱わず、確認が必要な点を見つける目的で活用します。
カスタム指示の例文
調査に関する質問では、確認できる事実、一般的な見解、推測を区別して説明してください。
情報の時点や対象地域、条件によって内容が変わる可能性がある場合は、その点を明記してください。
数字、制度、料金、仕様などを扱う場合は、確認先として公式情報や一次情報を優先するよう案内してください。
根拠が十分でない内容は断定せず、確認が必要な点として示してください。
回答の最後に、追加で確認するとよい項目を箇条書きでまとめてください。
この指示を入れておくと、調べた内容のどこを自分で確認すべきか判断しやすくなります。
ただし、最新性が重要な内容では、Geminiの回答後に公式サイトや公的機関などの情報を確認する習慣を持つことが大切です。
文章を自然で読みやすく直す設定
自分で書いたメール、説明文、報告文などを整えたい場合は、文章の意味を変えずに読みやすくする方針を指定すると使いやすいです。
表現を大きく変えすぎると、自分が伝えたかった温度感まで変わることがあるため、修正の範囲を決めておくのがポイントです。
カスタム指示の例文
文章を添削する場合は、元の意図や事実関係を変えないでください。
不自然な言い回し、重複、長すぎる文を中心に整え、自然で読みやすい日本語にしてください。
過度にかたい表現や回りくどい表現は、丁寧さを保ちながらわかりやすくしてください。
修正後の文章を先に示し、その後に主な修正点と理由を簡潔に説明してください。
意味が複数に受け取れる箇所は、勝手に決めず、確認したい点として示してください。
相手に合わせた文体が必要なときは、その都度の依頼で「社内向け」「取引先向け」「やわらかい案内文」のように補足すると調整しやすくなります。
誤字脱字だけを確認したいときは、「内容や語順はできるだけ変えず、誤字脱字と明らかな文法上の不自然さだけを直してください」と伝える方法もあります。
比較結果を表や箇条書きで示す設定
複数の候補を比べるときは、文章だけで説明してもらうより、比較軸をそろえて表示してもらうほうが違いを把握しやすくなります。
候補ごとの特徴、向いているケース、確認したい点を同じ順番で出すよう指定すると、検討が進めやすくなります。
カスタム指示の例文
複数の選択肢を比較する場合は、比較項目をそろえて表形式で整理してください。
比較項目には、主な特徴、メリット、注意点、向いている条件を含めてください。
情報が不足して比較できない項目は、空欄にせず確認が必要と示してください。
表の後に、それぞれの選択肢が向くケースを箇条書きで説明してください。
特定の選択肢を一方的に勧めず、判断に影響する条件を先に示してください。
比較の目的が決まっている場合は、「費用を抑えたい」「手間を減らしたい」「長く使えるものを選びたい」など、重視したい条件を依頼文に加えるとよいです。
| 比較したい場面 | 追加するとよい条件 |
|---|---|
| サービスを選ぶ場合 | 利用人数、予算、必要な機能 |
| 作業方法を決める場合 | 所要時間、手間、必要な準備 |
| 購入候補を絞る場合 | 使う場面、重視する点、避けたい条件 |
表は判断を助けるための整理方法なので、最終的には自分にとって優先したい条件に照らして確認することがおすすめです。
回答品質を高めるには役割・目的・前提・出力形式を明確にする

Geminiの回答品質を高めたいなら、「誰として答えるか」「何のために使うか」「どんな条件があるか」「どう表示してほしいか」を指示に入れることがおすすめです。
質問が短くても、必要な前提がそろっていれば、状況に合った回答を受け取りやすくなります。
毎回の依頼で細かく説明する手間を減らすためにも、よく使う条件はカスタム指示にまとめておくと便利です。
Geminiに任せる役割を具体的に決める
最初に、Geminiにどのような立場で考えてほしいかを決めると、説明の視点や言葉の選び方が安定しやすくなります。
たとえば「文章編集の補助役」「業務の整理を手伝うアシスタント」「初心者向けの解説者」のように、作業内容に合う役割を伝える方法があります。
ただし、役割を細かく増やしすぎると、回答の方向性が定まりにくくなることがあります。
普段もっとも依頼する作業を基準にして、一つか二つの役割に絞ると使いやすいです。
| 利用場面 | 指定しやすい役割 | 回答に期待しやすいこと |
|---|---|---|
| 社内文書の下書き | 読みやすく整える文章編集の補助役 | 表現の整理や構成の見直し |
| 情報を調べる前の整理 | 論点を整理するリサーチ補助役 | 確認すべき項目の洗い出し |
| 作業手順の検討 | 実務目線で提案する業務アシスタント | 手順や注意点の整理 |
カスタム指示には、「あなたは実務的でわかりやすい説明を行う文章編集の補助役です」のように書けます。
専門性が必要なテーマでは、結論だけで進めず、確認が必要な点を示すよう加えておくと安心です。
読み手と利用目的を伝える
同じ内容でも、読む人や使う目的によって、適した説明の深さは変わります。
「自分だけが確認するメモなのか」「取引先へ送る文章なのか」「専門知識がない人に説明するのか」を伝えると、Geminiが言葉の難しさや補足の量を調整しやすくなります。
読み手を具体的にするほど、伝わりやすい表現を選びやすくなります。
- 社内の関係者向け:要点を先に示し、判断に必要な情報を整理する。
- 顧客向け:専門用語を控え、丁寧でやわらかい表現にする。
- 初めて担当する人向け:用語の説明と作業の順番を加える。
- 自分用のメモ:結論と次に行うことを短くまとめる。
たとえば、「専門知識がない社内メンバーが読んでもわかるように、用語には短い補足を付けてください」と設定しておくと、説明の難易度をそろえやすいです。
利用目的も、「意思決定の材料にする」「メールのたたき台にする」「会議で共有する」など、できるだけ用途に沿って伝えることが大切です。
必要な背景情報と条件を絞って書く
Geminiが状況に合う回答を作るには、テーマに関係する背景情報が必要です。
一方で、関係の薄い情報まで多く登録すると、何を優先すべきかが伝わりにくくなります。
回答に影響する条件だけを選んで書くことが、実用的なカスタム指示につながります。
| 書くと役立ちやすい情報 | 記載例 |
|---|---|
| 普段の利用目的 | 業務メール、資料の下書き、情報整理に利用する。 |
| 重視する基準 | 結論のわかりやすさ、作業時間、実行しやすさを重視する。 |
| 避けたい表現 | 根拠が不明な断定は避け、確認が必要な点を分けて示す。 |
| 使える前提条件 | 特別なツールを前提にせず、一般的な手順を優先する。 |
たとえば、限られた時間で作業したい場合は、「手順を提案するときは、準備が少なく短時間で始められる方法を優先してください」と書くとよいです。
反対に、すべての依頼に関係しない条件は、必要になったときだけ個別のチャットで追加するほうが整理しやすくなります。
文章量や箇条書きなどの形式を指定する
内容が良くても、長すぎたり要点が埋もれたりすると、すぐに活用しにくくなります。
そこで、回答の長さ、見出しの有無、箇条書き、表などの出力形式をあらかじめ指定しておくと便利です。
形式の指定は、Geminiの回答を自分が読みやすい形に近づけるためのものです。
- 最初に結論を二~三文で示す。
- 理由や補足は見出しと箇条書きで整理する。
- 手順は番号付きの一覧で示す。
- 選択肢の比較は同じ項目をそろえた表にする。
- 不明な点がある場合は、確認したい内容を最後にまとめる。
カスタム指示には、「回答は結論、理由、次に行うことの順でまとめてください」のように書けます。
長文が必要な場合だけ詳しく説明してほしいなら、「通常は簡潔に答え、詳しい説明が必要な場合は見出しを付けて補足してください」とする方法もあります。
役割、目的、前提、形式の四つがそろうと、Geminiに求める回答のイメージを共有しやすくなります。
カスタム指示は短く具体的に書き、優先順位を付ける

Geminiのカスタム指示は、伝えたいことを増やしすぎず、毎回守ってほしい条件だけに絞るのがおすすめです。
短く具体的な指示にして、「必ず守る条件」と「できれば守ってほしい条件」を分けると、回答の方向性が安定しやすくなります。
最初から完成形を目指すよりも、使いながら一つずつ見直すほうが、自分に合う内容へ整えやすいですよ。
長すぎる指示を避けて重要事項に絞る
カスタム指示に細かな要望を詰め込みすぎると、Geminiがどの条件を優先すべきか判断しにくくなることがあります。
また、ほとんど使わない条件まで常に入れておくと、普段の質問ではかえって使いにくく感じるかもしれません。
まずは、どの質問でも共通して求めたいことを三つから五つ程度に絞ってみてください。
| 残しやすい指示 | 個別の質問で伝えやすい指示 |
|---|---|
| 結論を先に示す | 今回だけの文字数 |
| 専門用語には簡単な説明を付ける | 特定の相手に合わせた文体 |
| 不明な点は推測で補わずに分けて示す | 一度きりの資料構成 |
| 手順は番号付きで整理する | その場限りの条件や背景 |
たとえば、「簡潔で読みやすく、結論を先に示し、必要なら手順を番号付きで説明してください」という程度でも、日常的な質問には十分役立ちます。
一方で、「毎回十個の案を出す」「必ず表を入れる」などは、質問によっては合わないため、必要なときに追加するほうが自然です。
いつも使うかどうかを基準に考えると、残す指示を選びやすくなります。
曖昧な表現を具体的な条件へ置き換える
「わかりやすく」「丁寧に」「良い感じに」といった表現は便利ですが、人によって受け取り方が異なります。
Geminiに求める回答を近づけたいときは、曖昧な言葉を、文章量や順番、説明の方法などの具体的な条件へ置き換えるのがコツです。
| 曖昧な書き方 | 具体的な書き方の例 |
|---|---|
| わかりやすく説明してください | 専門用語は短く説明し、結論から説明してください |
| 短くまとめてください | 最初に要点を三つ以内で示し、その後に補足してください |
| 丁寧に答えてください | やわらかい表現を使い、断定できない点は条件付きで説明してください |
| 見やすくしてください | 項目ごとに見出しを付け、手順は番号付きで示してください |
具体化するときは、細部を厳密に決めすぎる必要はありません。
「最初に結論」「箇条書きを中心にする」「専門用語を補足する」のように、読みやすさにつながる条件を一つ加えるだけでも違いが出ます。
ただし、質問の内容によって必要な情報量は変わるため、すべての回答を同じ長さに固定しすぎないことも大切です。
必須条件と希望条件を分ける
複数の要望がある場合は、重要度を言葉で示しておくと、Geminiに意図が伝わりやすくなります。
特に守ってほしい内容には「必ず」「優先して」と書き、状況に応じて変えてよい内容には「可能であれば」「必要に応じて」と添えます。
この分け方をしておくと、条件同士の優先順位が見えやすくなります。
- 必須条件:結論を先に示し、不確かな内容は確定したように書かないでください。
- 希望条件:可能であれば、最後に次に確認する点を箇条書きで示してください。
- 不要な場合:短い質問には、無理に見出しや表を使わず簡潔に答えてください。
たとえば、回答の正確さや読みやすさに関わる条件は必須にし、表や具体例の数などは希望条件にする方法があります。
「必ず表にする」と決めるより、「比較が必要な場合は表で整理する」としたほうが、質問に合わせた回答になりやすいです。
守るべき条件ほど短く強く書くと、指示全体がすっきりします。
試しながら一項目ずつ調整する
カスタム指示は、一度書いたらそのままにするものではなく、普段の使い方に合わせて少しずつ整えるものです。
変更したい点が複数あっても、最初は一項目だけ変えて、回答の変化を確認するのがおすすめです。
一度に多くの表現を変更すると、どの指示が役立ったのか分かりにくくなるためです。
- 普段よく行う質問を一つ選びます。
- 回答で気になった点を一つだけ見つけます。
- その点を改善する具体的な条件を一文で追加します。
- 同じような質問をして、読みやすさや使いやすさを確認します。
- 合わなければ、条件を短くしたり表現を変えたりします。
たとえば、説明が長いと感じたなら、「通常は要点を先にまとめ、補足は必要な場合だけ追加してください」と加えてみます。
逆に情報が足りないと感じたなら、「判断に必要な前提や注意点も短く補足してください」と調整できます。
自分が読み返しやすく、次の行動に移りやすい回答になっているかを基準にすると、無理のないカスタム指示を作れます。
Geminiアプリの設定画面からカスタム指示を追加・編集できる

Geminiのカスタム指示は、設定画面にある「Geminiへの指示」または近い名前の項目から追加・変更できます。
パソコンとスマートフォンでは画面の開き方が少し異なりますが、登録後は内容を見直しながら、必要に応じて編集や削除ができます。
メニュー名や配置は、アプリの更新によって変わることがあります。
表示が見つからないときは、設定画面内で「指示」「保存済みの情報」などの項目を探してみてください。
パソコンでカスタム指示を設定する流れ
パソコンでは、ブラウザでGeminiを開き、画面左下付近の設定メニューからカスタム指示の画面へ進む方法が基本です。
指示を入力する欄が表示されたら、普段の回答に反映したい内容を書き、保存または適用を選択します。
- Geminiのウェブ版を開いてログインする
- 画面左下のメニューから「設定」または「設定とヘルプ」を選ぶ
- 「Geminiへの指示」「保存済みの情報」など、指示に関する項目を開く
- カスタム指示を有効にして、入力欄へ内容を記入する
- 保存ボタンや適用ボタンを選び、設定画面を閉じる
たとえば、要点を先に知りたい場合は、「回答の冒頭に結論を短く示してください」のように入力できます。
設定後は、普段よく尋ねる内容で会話を始め、回答の雰囲気や構成が希望に近いか確認すると安心です。
保存操作をしないまま画面を閉じると、入力内容が残らない場合があります。
入力後は、保存済みの文章が画面上に表示されているかを一度確認しておきましょう。
スマートフォンで設定内容を確認するポイント
スマートフォンでは、GeminiアプリまたはモバイルブラウザでGeminiを開き、プロフィール画像やメニューから設定へ進むことが多いです。
パソコンで登録した内容がある場合でも、スマートフォン側の設定画面で表示を確認しておくと、更新漏れに気付きやすくなります。
- プロフィール画像、アカウント名、またはメニューアイコンを選ぶ
- 「設定」を開く
- 「Geminiへの指示」や指示に関する項目を探す
- 登録済みの文章と、機能を有効にする切り替えの状態を確認する
- 変更した場合は保存できていることを確認する
スマートフォンでは画面が小さいため、入力欄の文章が途中までしか見えないことがあります。
特に長めの指示を登録しているなら、末尾までスクロールして、途中で文章が切れていないか確認するのがおすすめです。
また、複数のGoogleアカウントを使っている場合は、カスタム指示を登録したアカウントでGeminiを開いているかも見ておくとよいでしょう。
不要になった指示を編集・削除する方法
不要になったカスタム指示は、同じ設定画面から文章を書き換えるか、削除操作を行うことで整理できます。
一部だけ変えたいときは該当箇所を編集し、もう使わないときは入力欄を空にして保存する、または削除ボタンを選ぶ方法が分かりやすいです。
| 状況 | 操作の目安 |
|---|---|
| 言い回しだけ変えたい | 入力欄の該当部分を修正して保存する |
| 一時的に使いたくない | 有効・無効の切り替えがあれば無効にする |
| 内容を完全に見直したい | 入力欄を空にするか、削除を選んで保存する |
削除前に迷う内容があるなら、文章をメモに控えてから消すと、後で必要になったときに戻しやすくなります。
設定を変更したあとは、新しい会話を開いて確認すると、変更後の状態を把握しやすいです。
使わなくなった条件を残したままにせず、定期的に見直すことで、Geminiをより自分の使い方に合った状態に整えられます。
全チャット共通の指示とGemsは用途に応じて使い分ける

Geminiを自分らしく使いやすくするには、いつでも守ってほしいルールはカスタム指示にまとめ、特定の作業だけで使う役割や手順はGemsとして分けるのがおすすめです。
このように使い分けると、毎回の会話で不要な条件が混ざりにくくなり、目的に合った回答を受け取りやすくなります。
「全体に共通する好み」と「業務ごとの進め方」を分けることが、指示を整理するいちばんシンプルな考え方です。
| 比較項目 | カスタム指示 | Gems |
|---|---|---|
| 向いている内容 | 言語、文体、回答の見せ方など | 特定業務の役割、手順、確認事項など |
| 使われる範囲 | 普段のチャット全体 | 選択したGemとの会話 |
| 考え方 | 自分の共通ルール | 用途別の専用アシスタント |
| 登録する量の目安 | 少数の変わりにくい条件 | 業務ごとに必要な条件をまとめる |
言語や口調など共通ルールはカスタム指示に登録する
カスタム指示には、どの話題でも変えたくない希望を登録すると扱いやすいです。
たとえば、日本語で答えてほしい、結論を先に知りたい、専門用語には短い補足がほしい、といった内容が当てはまります。
これらはメール作成や調査、日常の質問など、会話の目的が変わっても役立つためです。
- 回答は日本語で、やさしく簡潔に説明する
- 最初に結論を示してから理由を説明する
- 専門用語には必要に応じて短い説明を添える
- 比較する場合は表や箇条書きを優先する
一方で、「会議の議事録を作る」「企画案を評価する」のような条件まで共通ルールに入れると、関係のない会話にも影響しやすくなります。
どのチャットでも必要かどうかを基準にして、共通でなければGem側へ分けるとすっきりします。
業務別の役割や手順はGemとして分ける
Gemsは、特定の目的に合わせた役割や作業手順をあらかじめ持たせておける仕組みです。
たとえば「社内メールを整える担当」「会議内容を整理する担当」「企画の抜け漏れを確認する担当」のように、用途ごとに分けて考えられます。
毎回同じ前提や出力順を伝えなくてよくなるため、定型的な作業が多い場合に便利です。
Gemに入れる内容は、次の順番で整理すると目的が伝わりやすくなります。
- Gemに担ってほしい役割を決める
- 作業の目的と対象者を示す
- 確認してほしい観点や手順を指定する
- 見出し、箇条書き、表など出力の形を決める
たとえば企画支援用なら、「アイデアを出すだけでなく、想定する利用者、期待できる点、懸念点、次に確認したいことの順に整理する」といった指示が考えられます。
Gemごとに役割を一つに絞ると、指示同士がぶつかりにくく、必要なときに選びやすくなります。
反対に、メール作成、集計、企画立案などを一つのGemに詰め込むと、何を優先すべきかが曖昧になりがちです。
メール作成・議事録・企画支援に向くおすすめのGem
仕事で使うGemは、繰り返し発生しやすく、出力の型がある作業から作るのがおすすめです。
特にメール作成、議事録、企画支援は、役割と確認項目を固定しやすいため、Gemとして分けるメリットを感じやすいでしょう。
| Gemの例 | 役割のイメージ | 入れておきたい指示 |
|---|---|---|
| メール作成Gem | 目的に合うメール文を整える | 宛先との関係、依頼内容、期限、丁寧さを確認し、件名と本文を分けて出す |
| 議事録Gem | 会議メモを読みやすく整理する | 決定事項、保留事項、担当者、期限、次の対応を区別してまとめる |
| 企画支援Gem | 企画案を多面的に整理する | 目的、対象者、実施内容、期待できる点、懸念点、確認事項の順で示す |
メール作成Gemでは、相手との関係や送る目的が毎回変わるため、チャット内で必要な情報を補う前提にしておくと使いやすいです。
議事録Gemでは、発言をそのまま並べるよりも、決まったことと次に行うことを分けるルールを入れておくと、後から確認しやすくなります。
企画支援Gemでは、良い点だけに偏らず、実現するうえで確認したい点も示すようにしておくと、検討材料を集めやすくなります。
まずは自分が週に何度も行う作業を一つ選び、専用のGemとして試すと、カスタム指示との違いもつかみやすいですよ。
職業や好みは回答に必要な範囲だけ登録する

Geminiのカスタム指示に職業や好みを登録するときは、回答の前提として毎回必要になる情報だけに絞るのがおすすめです。
細かな経歴や生活状況まで書き込むより、「どの程度の知識があるか」「どんな文章で読みたいか」を伝えたほうが、使いやすい回答につながります。
情報は少なくても具体的にまとめると、普段の質問に自然に反映されやすくなります。
仕事内容や知識レベルを伝える例
職業を登録する目的は、肩書きを詳しく伝えることではなく、Geminiに説明の深さや視点を合わせてもらうことです。
たとえば業務で文章作成や資料確認をする機会が多いなら、その作業に関係する範囲だけを示すとよいでしょう。
専門用語をどこまで理解しているかも添えると、初歩的な説明が続いたり、反対に難しい表現が多すぎたりする場面を減らしやすくなります。
| 伝えたいこと | カスタム指示の例 |
|---|---|
| 仕事での主な用途 | 社内向けの文書作成や企画の整理に使うことが多いです |
| 知識レベル | 基本的な用語は理解していますが、専門性が高い内容には簡単な補足を付けてください |
| 業務上の立場 | チームの取りまとめを担当しているため、関係者への共有を意識した説明を希望します |
| 判断に必要な視点 | 提案では、実施時の負担や確認したい点もあわせて示してください |
「会社員です」「管理職です」とだけ書くより、回答にどう反映してほしいかまで続けて書くのがポイントです。
一方で、担当業務が頻繁に変わる場合や、質問内容によって立場が大きく異なる場合は、全体の指示に細かく固定しないほうが扱いやすいこともあります。
その都度の質問で「今回は取引先向けです」のように補足すれば、状況に合わせやすくなります。
好みの口調・文章量・説明方法を指定する例
回答の読みやすさを整えたいときは、口調や文章量、説明の順番を指定しておくと便利です。
特に仕事の合間に確認するなら、長い説明よりも結論や要点が先に見える形を好む方は多いでしょう。
毎回同じ読み方をしたい項目だけを登録すると、指示が複雑になりません。
- 結論を最初に示してから、理由と補足を説明してください
- 専門用語には短い言い換えを添えてください
- 文章は簡潔にし、必要に応じて箇条書きを使ってください
- 丁寧でやわらかい口調にしてください
- 複数の案を出すときは、違いが分かるように整理してください
たとえば「短く答えてください」だけでは、必要な情報まで省かれることがあります。
「最初に結論を二〜三文で示し、その後に要点を箇条書きで説明してください」のように、読みたい形を少し具体的にすると意図が伝わりやすいです。
ただし、すべての回答を短くしたいとは限らないため、詳しい解説が必要なテーマでは質問ごとに「背景も含めて説明してください」と追加する方法が向いています。
用途が異なる情報はGemsへ分ける
仕事用の文章、趣味の相談、学習用の解説などで求める口調や前提が大きく違う場合は、一つのカスタム指示にまとめすぎないことが大切です。
全体に共通する好みだけをカスタム指示へ入れ、用途ごとの細かな前提はGemsで分けると整理しやすくなります。
| 情報の種類 | 向いているまとめ方 |
|---|---|
| いつでも共通する文章の好み | カスタム指示 |
| 仕事でのみ必要な文書の前提 | 仕事用のGem |
| 学習時だけ必要な説明の深さ | 学習用のGem |
| 趣味の相談で使いたい話し方 | 趣味用のGem |
たとえば普段は簡潔な回答を好んでも、学習用では丁寧な解説がほしい場合があります。
このような好みを一つの指示で両立させようとすると、回答の方向がぶれやすくなります。
まずは全チャットで必要な情報だけを残し、用途ごとに異なる内容は分けて考えると、Geminiを自分の使い方に合わせて整えやすいですよ。
カスタム指示が反映されないときは競合と曖昧さを見直す

Geminiのカスタム指示が期待どおりに反映されないと感じるときは、チャット内の依頼との食い違いや、指示の曖昧さを見直すことが近道です。
特に、複数の条件を一度に入れすぎると、どの条件を優先してほしいのか伝わりにくくなることがあります。
共通指示は普段の好みを整えるものと考え、その場で必ず守ってほしい内容は個別の依頼にも書くと安定しやすいですよ。
チャット内の依頼と共通指示の食い違いをなくす
カスタム指示には「簡潔に答える」と書いているのに、チャット内では「背景から詳しく解説して」と頼むと、回答の長さや構成が期待と変わる場合があります。
これはどちらかが間違っているのではなく、指示どうしの方向がそろっていない状態です。
まずは、共通指示と今回の依頼が同じ方向を向いているか確認してみてください。
| 状況 | 見直し方 |
|---|---|
| 普段は短い回答がほしいが、今回は詳しく知りたい | 依頼文に「今回は背景と具体例も含めて詳しく説明してください」と加える |
| 常に箇条書きにしてほしいが、文章案を作りたい | 「本文は自然な文章で作成してください」と用途を明記する |
| やさしい表現を求めているのに、専門的な内容を質問する | 「専門用語には短い補足を付けてください」と伝える |
チャット内の依頼は、その質問だけに必要な条件を補う役割があります。
共通指示を変える前に、今回だけ必要な希望が依頼文に書かれているかを見ると、原因を切り分けやすくなります。
一度に多くの条件を詰め込みすぎない
「短く、詳しく、初心者向けに、専門的に、箇条書きで、文章として自然に」といった条件を並べると、条件ごとの優先度が判断しにくくなります。
似た内容に見える要望でも、回答の作り方としては両立しにくいことがあります。
そのため、カスタム指示では絶対に守ってほしい条件を二〜四個程度に絞ると、意図が伝わりやすくなります。
- 回答は最初に結論を示す。
- 専門用語は必要に応じて言い換える。
- 比較する場合は表で整理する。
- 不明な点は推測で埋めず、確認が必要な点として分ける。
反対に、「読みやすくしてください」だけでは、人によってイメージする読みやすさが異なります。
「一文を長くしすぎない」「結論の後に理由を箇条書きで示す」のように、行動が想像できる表現へ置き換えるのがおすすめです。
条件を追加するほど整うとは限らないため、まずは必要最小限の内容で試してから調整するとよいでしょう。
新しいチャットで反映状況を確認する
カスタム指示を見直した後は、新しいチャットを開いて短い質問をしてみると、回答の変化を確認しやすくなります。
同じチャットには、それまでの質問や回答の流れがあるため、過去の文脈が回答の表現に影響することがあります。
確認用の質問は、普段よく使う内容を一つ選ぶだけで十分です。
- カスタム指示を短く整理する。
- 新しいチャットを開始する。
- 普段と同じような質問を一つ入力する。
- 文章量、口調、見出しや箇条書きの有無を確認する。
- 期待と異なる点だけを一つずつ修正する。
一度に複数の項目を書き換えると、どの変更が回答に影響したのか分かりにくくなります。
「結論を先に示す」「表を使う」といった一項目ずつ確認すると、使いやすい形に近づけやすいですよ。
重要な条件は個別の依頼でも明記する
正確な文字数、提出先に合わせた文体、必ず含めたい項目などは、カスタム指示だけに任せず、その都度の依頼文にも書くことが大切です。
カスタム指示は全体的な回答の傾向を整えるのに便利ですが、質問ごとの細かな要件まで毎回同じとは限りません。
たとえば文章作成を頼むなら、次のように目的と条件をまとめて伝えると分かりやすいです。
- 読み手:取引先の担当者。
- 目的:日程変更を丁寧に伝える。
- 条件:件名を付け、本文は簡潔にまとめる。
- 避けたい表現:強い断定や、受け手に負担をかける言い回し。
このように、その場で外せない条件を具体的に示すと、共通指示とのずれを抑えやすくなります。
普段の好みはカスタム指示、今回の必須条件は依頼文という形で分けると、Geminiへの伝え方がすっきり整理できます。
利用可否はアカウント・端末・提供状況を確認する

Geminiのカスタム指示が表示されない、または使えないと感じたときは、契約プラン・ログイン中のGoogleアカウント・利用している端末を順番に確認するのがおすすめです。
同じGeminiでも、アカウントの種類やアプリ・ブラウザの状態、段階的な提供状況によって、画面に表示される項目が異なる場合があります。
「機能がない」とすぐに判断せず、まず利用条件を切り分けると、必要以上に迷わずに済みますよ。
無料版と有料版で利用できる機能を確認する
Geminiでは、無料で使える範囲と有料プランで利用できる範囲に違いが設けられることがあります。
カスタム指示そのものの利用可否だけでなく、利用できるモデル、回答できる回数の目安、追加機能の有無などがプランによって変わる場合もあります。
ただし、機能の内容や提供条件は更新されることがあるため、過去の記事や画面の情報だけで判断しないことが大切です。
現在ログインしているアカウントのGemini画面で、実際に表示される案内を確認しましょう。
| 確認したいこと | 見ておきたいポイント |
|---|---|
| 利用中のプラン | 無料での利用か、有料プランを利用中かを確認する |
| 機能の案内 | カスタム指示や関連機能に、利用条件の表示がないかを見る |
| 利用上限 | 回数や時間帯による制限に関する表示がないかを確認する |
| 公式の案内 | GoogleのヘルプやGemini内のお知らせで最新の条件を見る |
有料プランへ変更するか考える場合も、カスタム指示のためだけに急いで決める必要はありません。
普段使う質問で必要な機能が足りているか、作業時間をどれくらい減らせそうかを見ながら判断すると、選びやすいです。
個人用と仕事用Googleアカウントの違いに注意する
Googleアカウントには個人用のアカウントのほか、会社や組織から発行された仕事用・学校用のアカウントがあります。
組織が管理するアカウントでは、管理者の設定によってGeminiの一部機能が利用できなかったり、表示内容が個人用アカウントと異なったりすることがあります。
たとえば、自宅では見つかる項目が職場のアカウントでは見つからない場合、端末の不具合とは限りません。
ログインしているアカウントがどちらなのかを確認すると、状況を整理しやすくなります。
- 画面右上などに表示されるアカウント名やメールアドレスを確認する
- 個人用と仕事用のアカウントを複数使っている場合は、切り替え後の画面も見る
- 組織のアカウントでは、社内の利用ルールや管理者からの案内を確認する
- 同じブラウザ内で複数アカウントにログインしているときは、現在のログイン先を見直す
仕事用アカウントで使えない機能がある場合は、個人用アカウントへ勝手に業務内容を移して扱うのではなく、組織内の方針に沿って確認するのが安心です。
アカウントごとの利用範囲を把握しておけば、必要な場面で「なぜ画面が違うのか」と戸惑いにくくなります。
パソコンとスマートフォンで表示が異なる場合に確認すること
Geminiはパソコンのブラウザとスマートフォンのアプリ・ブラウザで使えますが、画面の構成やメニュー名が完全に同じとは限りません。
スマートフォンでは項目がメニュー内にまとめられていたり、画面の幅に合わせて表示が簡略化されていたりすることがあります。
そのため、パソコン向けの説明を見ながらスマートフォンを操作すると、目的の項目を見つけにくいことがあります。
- Geminiを開いている端末と、ログイン中のGoogleアカウントを確認する
- アプリを使っている場合は、更新案内がないかを確認する
- スマートフォンで見つからないときは、ブラウザ版またはパソコンでも表示を確認する
- 反対にパソコンで見つからないときは、別の対応端末で同じアカウントにログインして確認する
- 画面内のヘルプや公式案内で、その時点の提供状況を確認する
端末を変えても表示されない場合は、アカウントやプラン、地域ごとの提供状況が関係している可能性があります。
一方で、特定の端末だけで表示が異なるなら、アプリやブラウザの更新状況、ログイン状態を見直すとよいでしょう。
利用条件は変わることがあるため、最終的にはGemini内の表示とGoogle公式の案内を基準にするのがおすすめです。
個人情報や社外秘の内容はカスタム指示へ入力しない

Geminiのカスタム指示には、氏名や連絡先、顧客情報、社内だけで扱う情報などを入力しないことが大切です。
カスタム指示は継続して使う前提の情報ではなく、回答の方向性を整えるための設定として考えると、登録する内容を判断しやすくなります。
具体的な情報が必要に見える場合も、伏せ字や一般化した表現へ置き換えたうえで、利用中の組織のルールとGoogleの案内を確認して使いましょう。
氏名・連絡先・顧客情報などの登録を避ける
カスタム指示は、回答の口調や立場、よく行う作業をGeminiに伝えるために便利な機能です。
一方で、毎回の会話に関係しない詳細な個人情報まで登録する必要はありません。
たとえば、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、口座情報などは、回答の質を整える目的には通常不要です。
仕事で使う場合も、取引先の担当者名、顧客の連絡先、案件番号、未公開の企画内容、社内資料の全文といった情報は入力を控えるのが安心です。
「回答を自分向けにするために本当に必要か」を基準に考えると、登録内容を絞り込みやすくなります。
| 入力を避けたい情報 | 避ける理由 |
|---|---|
| 氏名・住所・電話番号・メールアドレス | 回答の文体や内容を整えるためには、細かな連絡先情報まで必要になりにくいためです。 |
| 顧客名・担当者名・個別の相談内容 | 相手を特定できる情報を含みやすく、日常的な共通設定には向きません。 |
| 契約内容・見積額・販売計画 | 組織内で扱い方が定められている場合があるためです。 |
| ログイン情報・認証用の情報 | Geminiへの指示として登録する用途そのものがありません。 |
「40代の会社員向けに、専門用語を減らして説明してほしい」のような書き方なら、個人を特定する情報を出さずに回答の雰囲気を調整できます。
職種についても、「法人営業向け」「管理職向け」「Web担当者向け」など、必要な範囲で大まかに伝えれば十分なケースは多いです。
具体的な情報は伏せ字や一般化した表現に置き換える
業務に近い相談をしたいときは、固有名詞や数値をそのまま書かず、内容が伝わる範囲で一般化する方法がおすすめです。
一般化しても、Geminiに求める作業や出力の条件が明確なら、たたき台や整理案を得やすくなります。
- 「株式会社〇〇の新商品」ではなく、「生活用品を扱う中小企業の新商品」と表現します。
- 「田中様から届いた問い合わせ」ではなく、「既存顧客から届いた問い合わせ」と表現します。
- 「売上が前年比〇%減少」ではなく、「売上が前年より伸び悩んでいる状況」と表現します。
- 「特定の地域・店舗・部署名」ではなく、「地方の店舗」「営業部門」「複数拠点」と表現します。
数字や名称を置き換える場合は、相談の前提が変わらないように注意します。
たとえば、予算の大小が重要な依頼では、実額を出さなくても「限られた予算」「中程度の予算」「十分な予算」のように条件を示せます。
また、文章の添削を頼むときは、固有名詞を「A社」「担当者」「サービス名」などに置き換えてから入力するとよいでしょう。
カスタム指示には抽象化した前提だけを登録し、個別案件の細部は必要最小限にするという考え方が役立ちます。
なお、伏せ字にしていても、文脈の組み合わせによって対象が推測されることがあります。
公開前の情報や取り扱いに注意が必要な内容は、伏せ字へ置き換えた場合でも、入力してよいかを慎重に判断してください。
勤務先の利用ルールとGoogleの最新設定を確認する
勤務先でGeminiを利用するなら、個人の判断だけでなく、情報システム部門や管理部門が定める利用ルールを確認しましょう。
組織によっては、利用できるアカウント、入力できる情報の範囲、業務で使える生成AIの種類などが決められていることがあります。
特に、個人用のアカウントと会社から提供されたアカウントでは、利用条件や管理方法が異なる場合があります。
- 社内の生成AI利用ガイドラインや情報管理のルールを確認します。
- カスタム指示へ登録しようとしている内容に、顧客情報や社外秘にあたる情報が含まれていないか見直します。
- 不明な内容がある場合は、上司や情報管理の担当部署へ確認します。
- Googleが案内しているプライバシー関連の設定やデータの取り扱いを、利用前に確認します。
Googleの機能や設定、組織向けサービスの扱いは更新されることがあるため、過去の説明だけで判断しないことも大切です。
利用するアカウントに表示される案内とGoogle公式の最新情報を確認し、その時点の条件に合わせて使いましょう。
カスタム指示には「丁寧で簡潔に説明する」「結論から伝える」「表形式で整理する」といった、情報の扱いに配慮しやすい内容を中心に登録するのがおすすめです。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- Geminiのカスタム指示は、基本テンプレートから少しずつ調整するのがおすすめです。
- メール、議事録、企画書など、繰り返す仕事に合わせた例文を登録すると便利です。
- 調査や要約では、情報の整理方法や出力の順序を指定すると確認しやすくなります。
- 役割・目的・前提・出力形式を明確にすると、回答が状況に合いやすくなります。
- 指示は短く具体的にし、必ず守ってほしい条件を優先することが大切です。
- カスタム指示はGeminiの設定画面から追加・編集でき、表示名は更新で変わる場合があります。
- 全チャットで共通の好みはカスタム指示、用途別の手順はGemsに分けると整理しやすくなります。
- 職業や好み、個人に関する情報は、回答に必要な範囲だけを登録しましょう。
- 反映されにくいときは、指示同士の食い違いや曖昧な表現を見直すことが役立ちます。
- 氏名、連絡先、顧客情報、社内限定の内容などはカスタム指示に入力しないよう注意が必要です。
Geminiのカスタム指示は、毎回同じ説明を書かなくても、自分に合った回答を受け取りやすくするための便利な設定です。
まずは「日本語で簡潔に答える」「結論を先に示す」など、普段のやり取りで気になりやすい条件を一つか二つ登録してみてください。
使ってみて回答が長い、固い、情報が足りないと感じた部分だけを少しずつ直せば、無理なく自分向けの設定に育てられます。
仕事用と個人用で目的が異なる場合は、共通指示とGemsを使い分けながら、必要な情報だけを安全に扱うことも大切です。
完璧な例文を最初から目指さず、今日よく使う作業に合う小さな指示から始めてみてください。
