年賀状をいただいたけれど、これを機にやり取りを控えたいと考えたとき、「寒中見舞いで年賀状じまいを伝えても失礼ではないかな」と迷ってしまいますよね。
相手への感謝を大切にしながら、これからも良い関係を続けたい気持ちをどう言葉にすればよいのか、送る時期や文面のマナーも気になるところです。
寒中見舞いは、松の内が明けたあとに送る季節のご挨拶ですので、年賀状へのお礼と年賀状じまいのお知らせを一通にまとめることもできます。
この記事では、寒中見舞いで年賀状じまいを伝える際の書き方や文例、相手や事情に合わせた配慮のポイントをわかりやすくご紹介します。
失礼のない、やわらかな伝え方を知って、気持ちよく新しいご挨拶の形へ移っていきましょう。
この記事でわかること
- 寒中見舞いで年賀状じまいを伝える際の時期と基本マナー
- 年賀状へのお礼と年賀状じまいを一通で伝える書き方
- 友人・目上の方など、相手との関係に合わせた文例
- 喪中や高齢の親に代わって知らせる場合の配慮
寒中見舞いで年賀状じまいを伝えても失礼にはあたらない

寒中見舞いで年賀状じまいを知らせることは、これまで年賀状をやり取りしてきた相手への感謝を丁寧に伝えれば、失礼にはあたりにくい方法です。
一方的に年賀状を控えることだけを伝えるのではなく、年始の挨拶へのお礼と今後も変わらないお付き合いを添えると、やわらかく気持ちが伝わります。
年賀状じまいは、人とのつながりを終わらせるための連絡ではなく、年始の挨拶の形を見直すお知らせとして考えると書きやすくなります。
年始の挨拶への感謝を添える基本文例
寒中見舞いで年賀状じまいを伝える際は、まず相手から届いた年始の挨拶への感謝を書きます。
感謝を先に伝えることで、年賀状を控えるという内容も冷たい印象になりにくく、これまでの関係を大切に思っている気持ちが自然に伝わります。
基本的には、「寒中お見舞い申し上げます」「年賀状をありがとうございました」「今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます」「これからもよろしくお願いいたします」という流れにすると、まとまりのある文章になります。
基本文例
寒中お見舞い申し上げます。
このたびはご丁寧な年賀状をいただき、ありがとうございました。
誠に勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
これからも変わらぬお付き合いをいただけましたら幸いです。
厳しい寒さが続きますので、どうぞご自愛ください。
相手が仕事関係の方や目上の方であれば、「控えさせていただくことにいたしました」のように、少し改まった表現を選ぶと安心です。
友人や親しい知人に向ける場合は、かしこまりすぎず、自分らしい言葉に整えても問題ありません。
「最後」「やめる」を避けた柔らかな伝え方
年賀状じまいを伝えるときは、「最後の年賀状です」「年賀状をやめます」といった表現よりも、「今後は年賀状によるご挨拶を控える」という言い方がおすすめです。
強い区切りを感じさせる言葉を避けることで、相手に必要以上の寂しさや距離感を与えずに済みます。
| 伝え方 | 受け取られやすい印象 |
|---|---|
| 年賀状をやめます | 簡潔ですが、やや直接的に感じられることがあります |
| 年賀状は今回で最後です | 区切りが強く、相手によっては寂しい印象になることがあります |
| 今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきます | 丁寧で落ち着いた印象を与えやすい表現です |
| 今後の年始のご挨拶はお気遣いなさいませんようお願いいたします | 相手の負担にも配慮した伝え方です |
「年賀状じまい」という言葉そのものを使っても差し支えありませんが、相手や関係性によっては、あえて使わずに文章で穏やかに伝える方法もあります。
特に年上の方や、長く年賀状を続けてきた相手には、事務的に見えないよう感謝の言葉を添えることが大切です。
年賀状じまいの理由は書かなくてもよい
年賀状を控える理由は、必ずしも詳しく説明する必要はありません。
生活環境や考え方の変化など、事情は人それぞれなので、「今後は年賀状によるご挨拶を控えることにいたしました」と伝えるだけでも十分です。
理由を省くことで、相手に余計な気遣いをさせず、すっきりとした印象にまとめられます。
説明を加えたい場合でも、細かな事情まで書くより、「年始のご挨拶の方法を見直すことにいたしました」のように、控えめな表現にとどめるとよいでしょう。
- 理由を記さず、感謝と今後の挨拶を中心にする
- 事情に触れる場合は、短く穏やかな表現にする
- 相手が心配しそうな書き方は避ける
- 年賀状を控えることと、交流を控えることを同じ意味にしない
今後の交流を大切にする一文を添える
年賀状じまいの連絡では、これからも関係を大切にしたい気持ちを一文添えると、あたたかい印象になります。
年賀状という習慣を控えても、相手とのご縁まで変わるわけではないことが伝わるためです。
たとえば、「今後とも変わらぬお付き合いをお願いいたします」「またお会いできる機会を楽しみにしております」「皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます」といった言葉が使えます。
親しい相手には、「これからもときどき近況を聞かせてくださいね」のように、普段の関係に合う言葉を添えても自然です。
感謝、年賀状を控える旨、今後への思いの3点がそろっていれば、寒中見舞いでの年賀状じまいは十分に丁寧なご挨拶になります。
送る時期は松の内が明けてから立春までが目安

寒中見舞いで年賀状じまいを知らせる場合は、松の内が明けてから立春までに届くように送るのが目安です。
一般的には1月8日以降に出し始め、立春の前日までに相手へ届くよう準備すると、季節のご挨拶として自然に伝えられます。
ただし、松の内の期間には地域差があるため、相手の住む地域やご家庭の慣習も意識しておくと安心です。
| 時期 | 使う挨拶 | 目安 |
|---|---|---|
| 松の内の期間 | 年始の挨拶 | 寒中見舞いは控える |
| 松の内明けから立春前日まで | 寒中見舞い | 年賀状じまいを伝えやすい時期 |
| 立春以降 | 余寒見舞い | 季節の言葉を切り替える |
松の内が明ける日は地域によって異なる
松の内とは、門松などの正月飾りを飾っておく期間をいい、この間は新年のご挨拶をする時期と考えられています。
松の内は、関東を中心に1月7日までとする地域が多く、1月8日から寒中見舞いを送るのが一般的です。
一方で、関西などでは1月15日までとする慣習もあり、1月16日から寒中見舞いを出すことがあります。
そのため、自分の地域では1月8日から出して問題ない場合でも、相手の地域によっては少し早く感じられることがあります。
迷ったときは、相手方の地域に合わせるか、少なくとも1月中旬以降に届くようにすると、時期のずれを気にしすぎずに済みます。
特に目上の方や取引先などへ送る場合は、相手側の慣習を優先すると丁寧です。
年始のご挨拶として届いたはがきへの返信を兼ねる場合でも、松の内のうちは寒中見舞いの形式にせず、時期を待ってから送るとよいでしょう。
立春を過ぎたら余寒見舞いとして送る
寒中見舞いを送れるのは、暦のうえで春が始まる立春の前日までとされています。
立春は毎年2月3日または4日頃にあたるため、年によって日付が変わる点に注意が必要です。
立春を過ぎてから送る場合は、「余寒見舞い」へ切り替えるのが基本です。
余寒見舞いは、春になっても寒さが残る時期に相手の健康を気遣うご挨拶です。
はがきの見出しを「余寒お見舞い申し上げます」とし、本文も「立春を過ぎましたが、まだ寒い日が続いております」のように季節に合う言葉へ整えます。
年賀状じまいのお知らせを添える場合も、寒中見舞いと余寒見舞いで伝える内容そのものを大きく変える必要はありません。
ただし、見出しや時候の挨拶だけは送付時期に合わせて選ぶことで、落ち着いた印象になります。
時期を過ぎた場合は季節の挨拶を調整する
立春を過ぎてから年賀状じまいを伝えることに気づいた場合でも、慌てて寒中見舞いとして出す必要はありません。
2月中であれば余寒見舞いとして送り、寒さが和らぐ頃には春の挨拶へ切り替えるのが自然です。
季節の挨拶は、投函する日ではなく、相手の手元に届く頃の気候を意識して選びます。
- 立春前に届く場合:寒中見舞い
- 立春後から2月頃に届く場合:余寒見舞い
- 春らしさを感じる時期に届く場合:春のご挨拶
送る時期が大きく遅れたときは、無理に季節の見舞い状の形にこだわらず、「ご挨拶が遅くなりました」とひと言添えて、季節に合う表現に整える方法もあります。
大切なのは、暦に合わない見出しを使わないことと、相手が受け取る時期に違和感のない言葉を選ぶことです。
投函前に立春の日と配達にかかる日数を確認しておくと、寒中見舞いと余寒見舞いの切り替えを判断しやすくなります。
寒中見舞いに年賀状じまいを添える基本の書き方

寒中見舞いで年賀状じまいを伝えるときは、季節の挨拶と相手への気遣いを書いたあとに、今後の年賀状を控える旨を簡潔に添えるのが基本です。
「年賀状だけを控える」ことと「これからも変わらぬお付き合いをお願いしたい」気持ちをセットで伝えると、やわらかくまとまります。
理由を詳しく説明しすぎたり、急に事務的な知らせだけを書いたりせず、寒中見舞いらしい落ち着いた言葉で整えてみてください。
季節の挨拶から結びまでの文章構成
寒中見舞いに年賀状じまいを添える文章は、伝える順番を決めておくと書きやすくなります。
まずは見出しと寒さを気遣う挨拶を書き、その後に年賀状じまいのお知らせ、日頃のお礼、結びの言葉を続ける流れが自然です。
- 寒中見舞いの見出し
- 相手の健康や近況を気遣う挨拶
- 年賀状を控えることのお知らせ
- これまで年賀状をいただいたことへのお礼
- 今後の関係を大切にしたい気持ち
- 相手の健康を願う結び
文章量は、はがきの余白がほどよく残る程度を目安にすると、読みやすく上品な印象になります。
たとえば、次のような構成です。
寒中お見舞い申し上げます。
厳しい寒さが続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
誠に勝手ながら、年始のご挨拶状につきましては、本年をもって控えさせていただくことにいたしました。
これまで温かい年賀状をお送りいただき、心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いをいただけましたら幸いです。
寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。
このように、お知らせの前後に挨拶と感謝を置くことで、一方的な印象になりにくくなります。
「年賀状じまい」という言葉をそのまま使っても問題ありませんが、目上の人や仕事で関わる相手には、「年始のご挨拶状を控えさせていただきます」と表すと丁寧です。
年賀状だけを控えることが伝わる表現
年賀状じまいでは、連絡そのものを終えるわけではないことを伝えると、相手も受け取りやすくなります。
特に、付き合いを続けたい相手には、「年賀状のみを控える」という意図がわかる表現を選ぶことが大切です。
| 伝えたい内容 | 使いやすい表現 |
|---|---|
| 年賀状を控えること | 今後の年始のご挨拶状は控えさせていただきます。 |
| 感謝を伝えること | これまで心のこもった年賀状をいただき、ありがとうございました。 |
| 関係を続けたいこと | 今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。 |
| 別の機会の連絡を示すこと | これからも折に触れてご挨拶をさせていただけましたら幸いです。 |
「今後はご挨拶を控えます」だけでは、年賀状以外の連絡も遠慮したいのかなと受け取られる場合があります。
そのため、年賀状に限ったお知らせであることを明確にしたいなら、「年始のご挨拶状」「年賀状」「年頭のご挨拶」と対象を示すと安心です。
一方で、「年賀状は不要です」と相手に求める書き方は、少し強く響くことがあります。
相手からの年賀状も辞退したい場合には、「今後はお気遣いなさいませんようお願い申し上げます」のように、やわらかくお願いする表現がなじみます。
ただし、文面に情報を詰め込みすぎず、理由は必要な範囲にとどめると落ち着いた印象です。
日付・差出人・宛名の書き方
本文を書き終えたら、日付、差出人、宛名を整えて、誰から誰へのお便りかがひと目でわかるようにします。
寒中見舞いでは、日付を「令和○年 一月」などと記し、具体的な日まで入れない形でも自然です。
日付は本文の末尾に添えても、はがきのデザインに合わせて差出人情報の近くに置いてもかまいません。
- 宛名面には、相手の郵便番号、住所、氏名を省略せずに書く。
- 連名宛ての場合は、夫婦それぞれの名前を記す。
- 差出人は、自分の住所、氏名、郵便番号をわかりやすく記す。
- 家族連名で送る場合は、本文の内容と差出人の名前が一致するようにする。
- 仕事関係の相手には、必要に応じて会社名や部署名も添える。
宛名の敬称は、個人宛てなら「様」を使うのが基本です。
会社や部署そのものに送る場合は「御中」、担当者個人の名前がわかる場合は「様」を用います。
「御中」と「様」を一緒に使わないよう、宛名を書いたあとに確認すると安心です。
また、差出人の住所や連絡先が古いままだと、相手が近況を尋ねたいときに困ることがあります。
投函前に宛名と差出人の住所を見直すだけでも、丁寧なお便りに仕上がります。
落ち着いたデザインを選ぶ
年賀状じまいを添える寒中見舞いには、季節感がありながらも控えめなデザインがよく合います。
白や淡い青、灰色、生成り色などを基調にしたものや、冬の草花、雪、南天、水仙などをさりげなく描いたものを選ぶと、本文が読みやすくなります。
華やかな賀詞や干支のイラストが大きく入ったデザインは、年始の挨拶状らしさが強くなるため、寒中見舞いでは避けたほうがまとまりやすいです。
| 選びやすいデザイン | 控えめにしたいデザイン |
|---|---|
| 余白が多く、文字を書きやすいもの | 文字を載せる場所が少ないもの |
| 冬らしい自然のモチーフ | 祝い事を強く連想させる装飾 |
| 淡く落ち着いた色合い | 色数が多く、にぎやかな印象のもの |
| 読みやすい書体 | 個性的すぎて本文が読みにくい書体 |
写真を使う場合も、日常の穏やかな一枚や風景写真など、相手が気負わずに受け取れるものが向いています。
ただし、年賀状じまいのお知らせを主に伝えたいときは、写真や装飾を控えめにして、文章がきちんと読める配置を優先しましょう。
見出し、本文、差出人の情報がすっきり読めることが、寒中見舞いらしい落ち着きにつながります。
相手との関係に合わせた年賀状じまいの文例

寒中見舞いで年賀状じまいを伝えるときは、相手との距離感に合わせて言葉のやわらかさを調整することが大切です。
親しい相手には感謝を素直に、目上の人や取引先にはこれまでの厚意へのお礼を丁寧に添えると、気持ちが伝わりやすくなります。
「今後も変わらぬお付き合いをお願いしたい」という一文を加えると、年賀状のやり取りを終える連絡が一方的な印象になりにくいです。
| 相手 | 文章の雰囲気 | 添えたい内容 |
|---|---|---|
| 友人・知人 | 親しみを込めて簡潔に | 感謝と今後の連絡への気持ち |
| 親戚 | やわらかく、礼儀を大切に | 家族や自分の近況 |
| 上司・目上の人 | あらたまった丁寧な表現 | 日頃のご厚情へのお礼 |
| 取引先 | 簡潔で端正な表現 | 感謝と今後の関係へのお願い |
友人・知人へ堅苦しくならずに伝える文例
友人や気心の知れた知人には、かしこまりすぎず、いつもの自分らしい言葉を選んでも問題ありません。
ただし、年賀状じまいだけを短く伝えるよりも、これまで年始の挨拶を交わせたことへの感謝を添えると、あたたかい印象になります。
寒中お見舞い申し上げます。
ご無沙汰しておりますがお変わりありませんか。
これまで年賀状を通じて近況を知らせてくれて、ありがとうございました。
勝手ながら、今年を区切りに年賀状でのご挨拶は控えることにしました。
これからも時々連絡を取り合えたらうれしいです。
まだ寒い日が続きますので、どうぞ元気にお過ごしください。
もう少し短くしたい場合は、次のようにまとめても自然です。
寒中お見舞い申し上げます。
これまで毎年あたたかい年賀状をありがとう。
私からの年賀状は今年で一区切りにしようと思います。
これからも変わらずよろしくお願いします。
親しい相手であっても、「送らないでください」と受け取られる言い方は避けると安心です。
相手からの便りまで断る意図がない場合は、「今後も連絡をもらえたらうれしいです」と補っておくと誤解を招きにくくなります。
親戚へ近況も添えて伝える文例
親戚へは、年賀状じまいのお知らせに加えて、自分や家族の近況をひと言添えると、気遣いのある便りになります。
特に普段なかなか会えない親戚には、年始の挨拶状が近況を知る機会になっていることもあります。
長文にする必要はありませんが、仕事や暮らしについて差し支えない範囲で触れるとよいでしょう。
寒中お見舞い申し上げます。
皆様にはお健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。
私も変わらず元気に過ごしております。
これまで年始には丁寧なお便りをいただき、心より感謝しております。
今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
これからも折に触れて近況をお知らせできればと思っております。
本年も皆様にとって穏やかな一年となりますようお祈り申し上げます。
結婚や転居などの大きな変化を伝える場合も、年賀状じまいの報告が主役になるよう、近況は簡潔にまとめるのがコツです。
相手が返信しやすい、明るく落ち着いた近況を選ぶと、読み手への負担も少なくなります。
上司や目上の人へ丁寧に伝える文例
上司や恩師など目上の人へは、くだけた表現を避け、日頃の心遣いへの感謝をきちんと伝えます。
「やめます」と言い切るよりも、「控えさせていただくことにいたしました」と表現すると、やわらかく丁寧です。
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
平素より温かいお心遣いを賜り、心より感謝申し上げます。
誠に勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
今後ともご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
厳しい寒さが続きますので、くれぐれもご自愛ください。
仕事上の上司であっても、退職後や異動後など関係性が変わっている場合は、「今後とも」の部分を「皆様のご健勝をお祈り申し上げます」に替えると自然です。
相手との今後の関係に合う結びの言葉を選ぶことが、丁寧な印象につながります。
取引先へ礼儀正しく伝える文例
取引先へ送る場合は、個人的な近況よりも、これまでの取引や支援への感謝を中心に簡潔にまとめます。
年賀状じまいを伝えたあとも業務上の連絡先が変わらないことを示したい場合は、必要に応じて連絡先を添えておくと親切です。
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年始のご挨拶をいただき、誠にありがとうございました。
旧年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
会社名や部署名で送る場合は、差出人の名前だけでなく、所属や連絡先も分かりやすく記載します。
取引先への文面では、年賀状じまいのお知らせよりも、日頃の感謝と今後の関係を大切にする姿勢が伝わることを優先するとよいでしょう。
事情に配慮した年賀状じまいの理由別文例

年賀状じまいの理由は、相手が心配しすぎない程度に、やわらかく伝えるのが基本です。
高齢や体調、暮らしの変化などを理由にする場合も、詳しい事情まで書く必要はありません。
感謝の言葉と今後を気づかう言葉を添えることで、事情を伝えながらも穏やかな印象にまとめられます。
高齢を理由にする場合の文例
ご自身やご両親の年齢を理由に年賀状じまいを伝えるときは、「年齢を重ねたため」など、落ち着いた表現を選ぶと自然です。
「高齢なので難しい」と直接的に書くよりも、今後の負担を考えて控えることにした、という形にすると相手も受け取りやすいでしょう。
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年始のご挨拶をいただき、ありがとうございました。
私も年齢を重ね、年始のご挨拶状をしたためることが少しずつ難しくなってまいりました。
つきましては、誠に勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきたく存じます。
これまでのお心遣いに、心より感謝申し上げます。
厳しい寒さが続きますので、どうぞお健やかにお過ごしください。
家族として知らせる場合は、本人の近況を必要以上に説明せず、本人の意向であることが伝わる書き方が丁寧です。
相手が不安になるような表現は避け、穏やかな近況にとどめることを意識しましょう。
- 「年齢を重ねたため」
- 「今後の負担を考え」
- 「本人の希望により」
体調や療養を理由にする場合の文例
体調や療養を理由にする場合は、病名や詳しい経過を記す必要はありません。
「療養に専念しているため」「健康上の都合により」といった表現なら、事情に触れつつも相手に気を遣わせにくくなります。
寒中お見舞い申し上げます。
このたびは年始のご挨拶をいただき、誠にありがとうございました。
現在、健康上の都合により、日々をゆっくりと過ごしております。
誠に勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
療養中であっても、今後の連絡まで断ちたいわけではない場合は、「お便りをいただけましたらうれしく存じます」と添える方法もあります。
ただし、返信の負担を減らしたいときは、無理に連絡を促す一文を入れなくても問題ありません。
相手への配慮と自分の負担の少なさの両方を大切にすると、無理のない文面になります。
生活環境の変化を理由にする場合の文例
転居や仕事の変化、家族構成の変化など、生活環境が変わったことをきっかけに年賀状じまいをする方もいます。
この場合は、事情を細かく説明するよりも、暮らしの変化に伴ってご挨拶の方法を見直したことを簡潔に伝えるとよいでしょう。
寒中お見舞い申し上げます。
年始のご挨拶をいただき、ありがとうございました。
生活環境の変化を機に、年始のご挨拶のあり方を見直すことにいたしました。
今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきたく、ご理解を賜れますと幸いです。
これからも変わらぬお付き合いをいただけましたらうれしく存じます。
皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
転居先を知らせたい場合は、年賀状じまいの理由とは分けて、新しい住所や連絡先を見やすく記載します。
一方で、住所などを知らせる必要がない相手には、生活環境の変化について触れるだけでも十分です。
理由を詳しく書かない場合の文例
理由を明かしたくない場合や、特別な事情を伝える必要がない場合は、年賀状によるご挨拶を見直すことにした、とだけ伝えれば失礼にはなりません。
年賀状じまいの理由は、必ずしも具体的に説明するものではありません。
簡潔な文面は、相手に余計な気遣いをさせにくいというよさもあります。
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年始のご挨拶をいただき、ありがとうございました。
誠に勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
これまで賜りましたご厚情に、心より御礼申し上げます。
皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
理由を省く場合でも、感謝と結びの言葉があれば、冷たい印象にはなりにくいものです。
説明よりも、これまでのつながりへの感謝を丁寧に伝えることを優先してみてください。
届いた年賀状への返事と年賀状じまいは一通で伝えられる

届いた年賀状へのお礼と、今後の年賀状じまいのご挨拶は、寒中見舞い一通にまとめて伝えて大丈夫です。
年賀状をいただいたことへの感謝を最初に伝え、そのあとに今後は年賀状でのご挨拶を控える旨を添えると、自然で丁寧な文面になります。
返事が遅くなった場合や、自分が年賀状を出していなかった場合も、事情を長く説明する必要はありません。
お礼・年賀状じまい・今後のお付き合いへのひと言の順に整えると、気持ちが伝わりやすくなります。
| 文面に入れる要素 | 書き方のポイント |
|---|---|
| 年賀状へのお礼 | 年始のご挨拶をいただいたことへの感謝を伝えます。 |
| 返事が遅れたことへの配慮 | 必要な場合だけ、簡潔にお詫びを添えます。 |
| 年賀状じまい | 今後の年賀状によるご挨拶を控えることを穏やかに知らせます。 |
| 結びの言葉 | 相手の健康や幸せを願う言葉で締めます。 |
年賀状へのお礼を添えた文例
年賀状を受け取ってから年賀状じまいを伝えるときは、まず相手の心遣いへのお礼を記しましょう。
お礼を先に置くことで、一方的にやり取りを終える印象を抑えやすくなります。
相手からの年賀状に近況が書かれていた場合は、その内容に短く触れるのもよい方法です。
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年賀状をお送りいただき、誠にありがとうございました。
皆様お変わりなくお過ごしのご様子をうかがい、うれしく拝見いたしました。
誠に勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
これからも変わらぬお付き合いをいただけましたら幸いです。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
すでに年賀状じまいを決めていても、いただいた一枚をそのままにすることが気になるなら、このように返事を兼ねて送ると安心です。
ただし、相手に今後の連絡を控えてほしいという意味に受け取られないよう、必要に応じて電話やメールなどで今後も連絡を取りたい気持ちを添えてください。
返事が遅れたことへ配慮する文例
寒中見舞いを出すころには、年賀状を受け取ってから少し日が空いていることもあります。
その場合は、返事が遅くなったことへのひと言を加えると、より気遣いのある印象になります。
お詫びは簡潔で十分なので、事情を細かく述べる必要はありません。
寒中お見舞い申し上げます。
ご挨拶が遅くなり、失礼いたしました。
このたびは心のこもった年賀状をいただき、ありがとうございました。
年始にお便りをいただけましたこと、心より感謝しております。
今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきたく存じます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
厳しい寒さが続きますので、どうぞご自愛ください。
「返事が遅くなりました」とだけ書くよりも、「失礼いたしました」や「ありがとうございました」を続けると、文章がやわらかくまとまります。
年賀状じまいを伝える部分は、お詫びの直後ではなく、お礼を述べたあとに置くと流れが自然です。
出し忘れた場合に使える文例
年賀状を出そうと思っていたのに準備が間に合わず、相手から先に届いてしまうこともあるでしょう。
そのような場合も、寒中見舞いでお詫びとお礼を伝えながら、今後の年賀状じまいを知らせられます。
「出し忘れた」と直接書くより、年始のご挨拶が遅くなったことに触れる表現のほうが、落ち着いた印象です。
寒中お見舞い申し上げます。
年始のご挨拶が遅くなり、申し訳ございません。
このたびはご丁寧な年賀状をいただき、ありがとうございました。
お心遣いを大変ありがたく存じます。
誠に勝手ではございますが、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
これまでのお心遣いに、あらためて御礼申し上げます。
皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
相手が毎年欠かさず年賀状をくださる方であれば、「これまでのお心遣いに御礼申し上げます」のように、これまでのやり取りへの感謝を添えるとよいでしょう。
一通で返事と年賀状じまいを伝える場合は、短く済ませることよりも、受け取った年賀状をうれしく思った気持ちが伝わることを大切にしてみてください。
喪中の寒中見舞いにも年賀状じまいの言葉を添えられる

喪中にいただいた年賀状への寒中見舞いにも、今後は年賀状でのご挨拶を控えたい旨を添えて問題ありません。
ただし、まずは年賀状やお悔やみをいただいたことへの感謝を伝え、喪中の事情には簡潔に触れたうえで、年賀状じまいの言葉を穏やかに続けることが大切です。
喪中のご挨拶では、華やかな表現を避け、相手を気遣う落ち着いた文面に整えましょう。
- 年賀状をいただいた場合は、年始のご挨拶を控えたこととお礼を伝える
- 喪中を知らせていなかった場合は、知らせが行き届かなかったことにひと言添える
- お悔やみをいただいた場合は、そのお心遣いへの感謝を最初に伝える
- 年賀状じまいは「今後は年賀状でのご挨拶を控えます」と簡潔に記す
喪中に年賀状を受け取った場合の文例
喪中であるため年賀状を出していなかったところ、相手から年賀状が届いた場合は、寒中見舞いでお礼を伝えます。
このとき、相手が喪中の事情を知っていたかどうかにかかわらず、いただいたご挨拶への感謝を丁寧に記すとよいでしょう。
年賀状じまいについては、今回の喪中を理由にするのではなく、これからのご挨拶の方法を見直す意向として伝えると自然です。
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
喪中につき年頭のご挨拶を差し控えさせていただきました。
皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
誠に勝手ではございますが、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
これまでの温かいお心遣いに、心より御礼申し上げます。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
親しい間柄の相手であれば、「今後は年賀状でのご挨拶を控えることにいたしました」と、少しやわらかな表現にしてもかまいません。
一方で、仕事上の関係者や目上の方には、「控えさせていただきます」と結ぶと、礼儀正しい印象になります。
喪中であることを知らせていなかった場合の文例
喪中はがきを出す時期を逃した場合や、連絡先が分からず知らせられなかった場合にも、寒中見舞いで事情を伝えられます。
詳しい経緯を長く説明する必要はなく、お知らせが行き届かなかったことへのお詫びを簡潔に添えるだけで十分です。
故人との続柄や逝去の時期を記すかどうかは、相手との関係やご自身の気持ちに合わせて決めましょう。
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年賀状をいただき、ありがとうございました。
昨年、身内に不幸があり、新年のご挨拶を差し控えておりました。
ご連絡が行き届かず、失礼いたしました。
誠に勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただきたく存じます。
これまで長きにわたりお心にかけていただき、心より感謝申し上げます。
厳しい寒さが続きますので、どうぞご自愛ください。
故人との続柄を記す場合は、「父○○が永眠いたしました」のように、必要な範囲にとどめるとよいでしょう。
相手にすでに事情を伝えている場合は、あらためて詳細を書くよりも、「喪中につき」と簡潔にまとめるほうが読みやすくなります。
年賀状じまいを知らせる文章では、喪中の知らせと混ざって重くなりすぎないよう、感謝の言葉を添えて締めくくることをおすすめします。
お悔やみへのお礼と年賀状じまいを伝える文例
年賀状にお悔やみの言葉や励ましの言葉を添えてくださった相手には、まずその心遣いへのお礼を伝えましょう。
お悔やみへの感謝をきちんと述べてから年賀状じまいに触れると、事務的な印象になりにくく、気持ちが穏やかに伝わります。
「お気遣いをいただき、心より感謝申し上げます」のような一文があると、丁寧にまとまります。
寒中お見舞い申し上げます。
このたびはご丁寧なお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。
温かいお言葉を頂戴し、家族一同、大変ありがたく存じました。
おかげさまで、少しずつ日常を取り戻しております。
誠に勝手ながら、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
今後とも変わらぬお付き合いを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
「少しずつ日常を取り戻しております」という部分は、気持ちに合わない場合には無理に入れる必要はありません。
短く整えたいときは、「温かいお心遣いに、心より感謝申し上げます」とするだけでも十分です。
また、今後も関係を続けたい相手には、「今後とも変わらぬお付き合いを賜りますよう」と添えると、年賀状じまいが縁を遠ざけるための連絡ではないことが伝わりやすくなります。
高齢の親に代わって家族が知らせる場合は差出人を明確にする

高齢の親御さんに代わって寒中見舞いで年賀状じまいを知らせるときは、本人の意思であることと、文面を家族が代筆していることが分かるように書くことが大切です。
宛名や差出人を曖昧にせず、「父○○に代わり、長男△△が書かせていただきました」のように添えれば、受け取る相手も状況を自然に理解できます。
親御さんの名前だけで出すよりも、代筆者の名前や続柄を明記することで、今後の連絡先を相手が判断しやすくなる点も安心です。
家族が本人に代わって書く文例
日常生活は送れているものの、文字を書くことや年始の準備が負担になっている場合には、家族が代筆する形で穏やかに伝えられます。
年賀状じまいを決めたのが親御さん本人であることを一言添えると、急に家族から連絡が届いた印象をやわらげられます。
寒中お見舞い申し上げます。
厳しい寒さが続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
父 ○○はおかげさまで元気にしておりますが、年始のご挨拶を準備することが少しずつ負担になってまいりました。
本人とも相談のうえ、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
これまで長きにわたり温かいお付き合いをいただき、心より感謝申し上げます。
なお、この葉書は父 ○○に代わり、長男 △△が書かせていただきました。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
親御さんが元気で、代筆だけを家族に頼んでいる場合は、「本人とも相談のうえ」という表現が使いやすいでしょう。
一方で、親御さんが自ら年賀状じまいを希望していることをより明確にしたいときは、「本人の希望により」と言い換えても自然です。
- 親御さんの近況は、相手に必要な範囲で簡潔に書く
- 代筆者は親御さんとの続柄を添える
- 親御さんの連絡先が変わる場合は、必要に応じて新しい連絡先も記す
入院中や療養中の親に代わって書く文例
入院中や療養中の親御さんに代わって送る場合は、詳しい状況まで説明しなくても問題ありません。
受け取る相手に余計な心配をかけないためにも、病名や治療内容などの個人的な情報は、無理に書かないほうが安心です。
「療養中のため」「静養しておりますため」といった表現で、年賀状の準備が難しい状況を十分に伝えられます。
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧な年始のご挨拶をいただき、ありがとうございました。
母 ○○は現在療養中のため、本人に代わり娘 △△よりご挨拶申し上げます。
誠に勝手ながら、今後は年賀状によるご挨拶を控えさせていただくこととなりました。
これまで母にお心を寄せていただきましたこと、心より御礼申し上げます。
今後とも変わらぬお付き合いを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。
「療養中」と書くことにためらいがある場合は、「都合により、本人に代わってご挨拶申し上げます」と整えても差し支えありません。
ただし、親御さん本人からの連絡ではないことは分かるように、代筆者の氏名と続柄は省かないようにしましょう。
親しい親族や親御さんの友人など、状況をすでに知っている相手には、家族の気持ちに合わせて少しやわらかな言葉にしても大丈夫です。
本人と代筆者が分かる差出人の書き方
差出人は、誰に関するお知らせなのか、誰が実際に対応するのかが伝わる形にするのが基本です。
親御さんの名前を先に記し、その下または横に代筆者の名前と続柄を添えると、見た目も分かりやすくまとまります。
| 状況 | 差出人の書き方の例 |
|---|---|
| 親御さんが主な差出人で、家族が代筆する場合 | 山田 太郎 代筆 長男 山田 一郎 |
| 家族が今後の窓口になる場合 | 山田 太郎 長男 山田 一郎 |
| 夫婦の親に代わり、子どもが連絡を担う場合 | 山田 太郎・花子 長女 山田 恒一 |
親御さんの名前だけを記すと、相手によっては本人が書いたものだと思うことがあります。
反対に、代筆者の名前だけでは、どなたの年賀状じまいなのか伝わりにくい場合があります。
そのため、親御さんと代筆者の両方を記載する形がもっとも誤解を招きにくいでしょう。
住所や電話番号については、今後の連絡を家族が受ける予定であれば、代筆者側の連絡先を載せる方法もあります。
親御さん宛ての連絡をこれまでどおり受けたい場合は、住所は変更せず、必要に応じて文面で「今後のご連絡は長男△△までお願いいたします」と添えると親切です。
親しい相手ならメールやLINEなどで伝える方法も選べる

普段からメールやLINEでやり取りしている親しい相手には、寒中見舞いと年賀状じまいの知らせをメッセージで伝える方法も選べます。
大切なのは、相手との普段の連絡方法に合わせて、失礼のない言葉で簡潔に伝えることです。
年賀状だけを終える場合は、これからも連絡を取りたい気持ちを添えると、関係が変わるような印象を与えにくいでしょう。
連絡手段は相手との関係に合わせて選ぶ
メールやLINEは、日頃から気軽にやり取りをしている友人、同僚、親族などへ伝える際に向いています。
一方で、目上の方や仕事上のお付き合いが中心の相手、普段ははがきでやり取りしている相手には、寒中見舞いのはがきを選ぶほうが自然な場合もあります。
「自分が送りやすい方法」よりも、「相手が受け取りやすい方法」を基準にすると迷いにくくなります。
| 相手との関係 | 選びやすい連絡手段 | 伝えるときのポイント |
|---|---|---|
| 普段からLINEで話す友人 | LINE | かしこまりすぎず、これからも連絡したい気持ちを添える |
| メール中心でやり取りする知人 | メール | 件名を分かりやすくし、本文は読みやすくまとめる |
| 親しい親族 | LINEまたはメール | 家族の近況に触れながら、やわらかく知らせる |
| 年上の方や以前の恩師 | 相手により寒中見舞い | 普段のやり取りがメッセージ中心でなければ、はがきも検討する |
複数の相手へ同じ内容を送る場合でも、名前を入れたり、一言だけ個別の言葉を添えたりすると、定型的な印象をやわらげられます。
ただし、一斉送信だと分かる形式や、グループ内で個人の連絡先が見える送り方は、相手によっては気になることがあります。
必要に応じて個別に送るか、宛先が見えない送信方法を選ぶと安心です。
メールやLINEで伝える短い文例
メールやLINEでは、寒中見舞いのあいさつ、年賀状を控えるお知らせ、今後のお付き合いへの言葉を短くまとめると読みやすくなります。
親しい間柄であれば、あらたまった表現に寄せすぎず、いつもの自分らしい言葉を選んでも大丈夫です。
友人へLINEで送る文例
寒中お見舞い申し上げます。
今年から年賀状でのごあいさつは控えることにしました。
これからもLINEで気軽にやり取りできたらうれしいです。
今年もよろしくね。
メールで送る文例
件名:寒中のごあいさつと年賀状について
寒中お見舞い申し上げます。
勝手ながら、今後は年賀状でのごあいさつを控えさせていただくことにいたしました。
今後ともメールなどで変わらずお付き合いいただけましたら幸いです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
親しい親族へ送る文例
寒中お見舞い申し上げます。
これからは年賀状を控えることにしたよ。
何かあれば、これまでどおりLINEや電話で気軽に連絡してね。
また近いうちに会えるのを楽しみにしています。
相手から年賀状を受け取ったあとにメッセージを送る場合は、お祝いの言葉へのお礼を最初に添えると気持ちが伝わりやすくなります。
たとえば「年賀状をありがとう」と一言書いてから、今後の年賀状について知らせる流れにすると自然です。
年賀状じまい後も交流を続ける伝え方
年賀状じまいは、新年のあいさつ状を見直すためのものであり、相手とのつながりまで終わらせる意味ではありません。
そのため、親しい相手には「これからも連絡したい」気持ちを言葉にしておくことが大切です。
特に、毎年年賀状だけで近況を知っていた相手には、今後どのように連絡を取るかを添えると親切でしょう。
- これからもLINEで近況を知らせ合えたらうれしいです
- また食事でも行きましょう
- 電話でも気軽に声をかけてください
- 引っ越しや連絡先の変更があれば知らせます
このような一言があると、年賀状がなくなったあとも交流を続けるイメージを持ってもらいやすくなります。
反対に、連絡先を変える予定がない場合は、あえて新しい連絡先を何度も記載する必要はありません。
相手が返信しやすいように、普段使っている連絡手段をひとつ示す程度で十分です。
年賀状じまいをきっかけに、形式的な新年のやり取りから、日常の中で無理なく続けられる交流へ移していくのもよい方法です。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 寒中見舞いで年賀状じまいを伝えても、感謝を添えれば失礼にはあたりにくい
- 送る時期は松の内が明けてから立春までが目安
- 季節の挨拶、お礼、年賀状を控える旨、今後のお付き合いの順で書くとまとまりやすい
- 友人、目上の人、仕事関係など、相手との関係に合わせて言葉を選ぶ
- 年賀状じまいの理由は詳しく書きすぎず、やわらかく簡潔に伝える
- 届いた年賀状へのお礼と年賀状じまいは、寒中見舞い一通で伝えられる
- 喪中の場合や家族が代筆する場合は、事情に配慮した落ち着いた文面にする
- 親しい相手には、普段の関係に合わせてメールやLINEなどで伝える方法もある
年賀状じまいは、これまで大切に続けてきたご縁を終わらせるためではなく、年始の挨拶の形を少し整えるためのお知らせです。
寒中見舞いに感謝とこれからのお付き合いへの気持ちを添えれば、急な印象になりにくく、あなたらしい丁寧な伝え方になります。
まずは相手との関係を思い浮かべながら、かしこまりすぎない言葉を選んでみてください。
無理なく続けられる方法に変えながら、これからも心地よい関係を大切にしていけるといいですね。

