「Copilotを使えば、エクセルのマクロを自分でも作れるのかな」「VBAは難しそうだけど、定型作業を少しでも楽にしたい」と感じていませんか。
毎月の集計や転記など、繰り返し行う作業はマクロで自動化できる可能性がありますが、コードを書くハードルが気になりますよね。
Copilotは、日本語で処理したい内容を伝えることで、VBAコードの作成や修正を考えるサポートをしてくれます。
ただし、提案されたコードをそのまま使うのではなく、利用環境を確認し、内容を理解したうえで少量のデータから試すことが大切です。
この記事では、Copilotでエクセルのマクロを作る基本的な流れから、依頼文の書き方、実行時の注意点まで、初めての方にもわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- Copilotを使ってエクセルのVBAマクロ作成を支援してもらう方法
- マクロ作成に使えるCopilotの種類と、Excel側で必要な準備
- 目的に合うVBAコードを提案してもらいやすい指示の出し方
- 生成したマクロの実行方法と、業務で使う前に確認したい注意点
Copilotなら日本語の指示からエクセルのマクロ作成を支援してもらえる

Copilotを活用すると、「毎月の売上表を集計して別シートに転記したい」のような日本語の依頼から、エクセルのマクロ作成を支援してもらえます。
ただし、Copilotが代わりにすべてを完成させてくれるわけではなく、目的に合うコード案を作るためのサポート役として考えるのが大切です。
とくに処理が複雑になるほど、生成された内容を確認しながら調整する必要があります。
Copilotが生成するのは主にVBAコード
エクセルで一般的に「マクロ」と呼ばれるものは、VBAというプログラミング言語で作られています。
Copilotに作業内容を伝えると、目的に応じたVBAコードのたたき台を提示してくれることがあります。
たとえば、次のような定型作業は依頼内容として伝えやすいでしょう。
- 指定した列の空白セルを探して色を付ける
- 複数のシートから必要な項目を集めて一覧にする
- 日付ごとにファイルを分けて保存する
- 表の最終行まで数式や書式をコピーする
- 不要な行を条件に沿って削除する
「何をしたいか」を普段の言葉で説明できるため、VBAを一から書くことに苦手意識がある人にも取り組みやすい方法です。
たとえば、「A列が空白の行を削除し、B列の日付が古い順になるよう並べ替えたい」と伝えれば、処理の流れに沿ったコード案を得られます。
ただし、同じ「集計」でも元データの形や完成イメージによって必要なコードは変わります。
そのため、シート名、対象列、処理の条件、完成後の状態まで言葉にすると、意図に近い提案を受けやすくなります。
Copilot in Excelだけでマクロを直接作成・実行することはできない
Copilot in Excelは、表の分析、数式の提案、データの整理などを支援する機能ですが、画面上の操作だけでVBAマクロを直接作成して実行する機能とは別のものです。
CopilotにVBAコードを考えてもらった場合でも、提示されたコードは内容を確認したうえで、エクセルのマクロ編集画面に扱う形になります。
つまり、Copilotは「マクロの処理内容を考え、コード作成を助ける役」、エクセルは「コードを保存し、動かす役」と分けて捉えるとわかりやすいです。
| 役割 | 主な内容 |
|---|---|
| Copilot | 依頼内容の整理、VBAコード案の作成、処理の説明 |
| エクセル | VBAコードの保存、マクロとしての実行、結果の確認 |
この違いを知っておくと、「Copilotに頼んだのに自動でファイルが操作されない」と戸惑いにくくなります。
また、エクセル上での分析や数式作成だけで目的を達成できるケースもあるため、必ずしもマクロ化が最適とは限りません。
複雑な処理ほど人による確認と調整が必要
Copilotが作ったVBAコードは便利ですが、実際のファイル構成や業務ルールを完全に理解しているわけではありません。
たとえば、列の追加がある表、月ごとにシート名が変わるブック、例外的な入力が混ざるデータでは、想定と異なる動きになることがあります。
とくに、行や列の削除、別ファイルへの保存、データの上書きが含まれる処理は、対象範囲が合っているかを慎重に見直すことが大切です。
最初から完成版として使うのではなく、コピーしたファイルや一部のデータで動きを確かめると安心です。
確認したいポイントは、次のように整理できます。
- 対象となるシート名や列番号が実際のブックと合っているか
- 処理してはいけない見出し行やデータまで含まれていないか
- 空白セルや文字列など、例外的な値がある場合も想定どおりか
- 処理後の並び順、書式、保存先が希望どおりか
Copilotを使うと、VBAに慣れていない人でもマクロ作成の出発点を作りやすくなります。
一方で、最終的な内容の判断は利用する人が行うという前提で活用すると、日々の定型作業をより安心して効率化しやすいでしょう。
マクロ作成に使えるCopilotの種類と利用条件

Copilotを使ったエクセルのマクロ作成では、VBAコードを文章で作ってもらう用途なら、Microsoft CopilotやCopilot Chatを活用できます。
ただし、エクセルの画面内でCopilotの機能を使う場合は契約内容の確認が必要で、作成したVBAマクロを実行するにはデスクトップ版Excelが必要です。
利用するCopilotとExcelの環境によってできることが変わるため、まずは目的に合う組み合わせを選びましょう。
| 利用するもの | 主な役割 | 確認したい条件 |
|---|---|---|
| Microsoft Copilot | 会話形式でVBAコード案や処理の考え方を作成する。 | 利用できるアカウントや組織の設定を確認する。 |
| Copilot Chat | 指示文をもとにVBAコードの作成、説明、修正案の提示を依頼する。 | 職場の情報を扱う場合は、所属組織の利用ルールを確認する。 |
| Microsoft 365 Copilot | Excelを含むMicrosoft 365アプリ内で、データの整理や分析を支援する。 | 対象となるMicrosoft 365の契約と、Copilotの利用権が必要になる場合がある。 |
| デスクトップ版Excel | VBAマクロを保存し、実行する。 | マクロを使えるExcel環境であるかを確認する。 |
Microsoft CopilotやCopilot ChatでもVBAコードを生成できる
Microsoft CopilotやCopilot Chatは、エクセルの作業内容を日本語で伝えることで、VBAコードのたたき台を作る際に役立ちます。
たとえば、「売上表の空白行を削除し、金額列を桁区切り表示にするVBAを書いてください」のように依頼すると、目的に沿ったコード例を提示してもらえます。
これらは、Excelそのものを直接操作するというより、VBAを書くための相談相手として使うイメージです。
コードだけではなく、「この処理に必要な条件は何ですか」「初心者向けにコメントを付けてください」といった聞き方もできます。
VBAにまだ慣れていない場合は、いきなり長いマクロを依頼するよりも、処理を小さく分けて質問すると内容を把握しやすくなります。
- データの最終行を探す処理を作りたい。
- 指定したシートだけをPDF形式で保存するコードがほしい。
- 複数シートの同じセルを集計する方法を知りたい。
- 作成済みのVBAコードにコメントを追加してほしい。
なお、Copilotに表の内容や社内の情報を入力する場合は、会社や利用中のサービスで定められた情報管理のルールに従うことが大切です。
Microsoft 365 Copilotの契約が必要になる機能もある
Microsoft 365 Copilotは、WordやExcelなどのMicrosoft 365アプリと連携して利用するためのCopilotサービスです。
Excel内でCopilotを利用したデータ分析、数式の提案、表の要約といった機能を使いたい場合は、利用中のMicrosoft 365プランとは別にCopilotの利用権が必要になることがあります。
一方で、VBAコードの文章案を作ることだけが目的なら、必ずしもExcel内のCopilot機能に限定する必要はありません。
ブラウザー上のMicrosoft Copilotや、職場向けのCopilot Chatでコード案を作成し、それをデスクトップ版Excelへ貼り付ける方法もあります。
利用できる範囲は個人向けか法人向けか、契約しているプランは何か、組織側で機能が有効になっているかによって変わります。
- Excelのアプリ内でCopilotを使いたい場合は、契約状況を確認する。
- 会社のアカウントを使う場合は、管理者による利用設定を確認する。
- コード作成の相談だけなら、利用可能なCopilot Chatなども選択肢にする。
契約内容が分からないときは、Microsoft 365の管理画面や社内の担当窓口で確認しておくとスムーズです。
VBAの実行にはデスクトップ版Excelを使用する
Copilotが生成したVBAコードを実際に動かすには、WindowsまたはMacのデスクトップ版Excelを使用します。
VBAはExcelのデスクトップアプリで動作する仕組みのため、コードを標準モジュールなどに貼り付けて実行します。
また、マクロを含むブックは、通常のExcelブック形式ではなく、マクロ有効ブック形式で保存する必要があります。
保存時にマクロを保持できる形式を選ばないと、作成したVBAコードがブックから削除される場合があります。
Windows版とMac版では、一部のVBA機能や外部アプリとの連携方法に違いがあるため、特定の環境を前提にした処理では利用中のOSも伝えると安心です。
Web版ExcelではVBAマクロを実行できない
ブラウザーで開くWeb版Excelでは、VBAマクロの実行や編集には対応していません。
Web版Excelでマクロを含むファイルを閲覧できる場合でも、VBAによる自動処理を動かしたいときはデスクトップ版Excelで開く必要があります。
そのため、普段はブラウザーでExcelを使っている人も、VBAマクロを活用する場面ではデスクトップ版Excelを利用できる環境を準備しておきましょう。
なお、Web版Excelで自動化を考える場合は、VBAではなくOffice Scriptsなど別の方法が向くケースもあります。
Copilotへ依頼する前にエクセル側の準備を整える

Copilotでエクセルのマクロ作成を依頼する前に、開発タブの表示・保存形式の確認・元データの複製を済ませておくと、作業をスムーズに進めやすくなります。
先に作業環境を整えておけば、Copilotから提案されたVBAコードを確認したいときや、意図しない変更があったときにも落ち着いて対応できます。
特に業務で使っているファイルは、元の状態へ戻せるように準備してから触ることが大切です。
開発タブを表示してVBEを開けるようにする
VBAコードを確認・編集するためには、エクセル上部のリボンにある開発タブを表示しておくと便利です。
開発タブは初期設定では表示されていないことがあるため、最初にリボンの設定を確認しましょう。
| 操作の流れ | 確認する内容 |
|---|---|
| 1 | エクセルの「ファイル」から「オプション」を開きます。 |
| 2 | 「リボンのユーザー設定」を選びます。 |
| 3 | 一覧にある「開発」にチェックを入れて、設定を保存します。 |
設定後は、リボンに「開発」タブが追加されます。
開発タブ内の「Visual Basic」を選ぶか、キーボードで「Alt」キーと「F11」キーを同時に押すと、VBAを扱うための画面であるVBEを開けます。
VBEは見慣れない画面に感じるかもしれませんが、Copilotへ依頼した内容とコードを見比べる場所として役立ちます。
コードの意味をすべて暗記する必要はありません。
ただし、どのブックやシートを対象にしているか、データの削除や上書きにつながる処理が含まれていないかは、確認できる状態にしておくと安心です。
ファイルをマクロ有効ブックとして保存する
マクロを扱う予定のファイルは、作業を始める前にマクロを保持できる形式で保存することが必要です。
通常のエクセルブック形式で保存すると、VBAコードを保持できない場合があります。
「名前を付けて保存」を選び、ファイルの種類から「Excel マクロ有効ブック」を選択してください。
拡張子は「.xlsm」になります。
- 普段の表計算だけに使うファイルは、通常の形式で管理します。
- VBAコードを入れるファイルは、マクロ有効ブックとして別に保存します。
- 保存先とファイル名から、マクロを含むファイルだと分かるようにしておくと管理しやすくなります。
たとえば、元ファイル名の末尾に「_マクロ作業用」や日付を付けておくと、複数のファイルを扱うときにも見分けやすいです。
共有フォルダで利用する場合は、同じファイルを複数人で同時に編集しないよう、社内の運用ルールも確認しておきましょう。
元データの複製を用意してから作業する
Copilotに依頼する前には、元データのファイルまたは対象シートを複製し、検証用のコピーを作っておくことをおすすめします。
マクロは大量のセルをまとめて変更できるため、想定と異なる範囲まで処理された場合でも、コピーがあれば元のデータを確認しやすくなります。
特に、行や列の削除、並べ替え、値の置き換え、別シートへの転記を含む作業では、複製を用意してから試すほうが安心です。
| 複製方法 | 向いている場面 |
|---|---|
| ファイル全体をコピーする | 複数のシートや数式、設定も含めて確認したい場合です。 |
| 対象シートを複製する | 特定の一覧表だけを加工する場合です。 |
| 別フォルダへ控えを保存する | 作業前の状態を明確に残しておきたい場合です。 |
コピーしたファイルやシートには、「テスト用」「確認用」など、元データと区別できる名前を付けておくとよいでしょう。
また、データ内に氏名や連絡先などの取り扱いに配慮が必要な情報が含まれる場合は、Copilotへ内容を伝える際に必要以上の情報を入力しないようにします。
準備が整っていれば、マクロで実現したい作業内容を整理して、Copilotへ具体的に依頼しやすくなります。
具体的な指示を出すほど目的に合うVBAコードを作りやすい

Copilotにマクロ作成を依頼するときは、「どのデータを、どの条件で、どう変えたいか」を具体的に伝えることが大切です。
対象範囲や処理後の状態まで言葉にすると、意図に近いVBAコードを提案してもらいやすくなります。
短い指示でも相談はできますが、業務で使う表ほど条件を整理してから依頼するほうが、確認の手間を抑えやすいですよ。
対象のシート名やセル範囲を明記する
まずは、処理の対象となるシート名、列名、セル範囲をできるだけはっきり指定します。
「一覧表を整えて」のような依頼では、Copilotがどのシートや列を使うべきか判断しにくいためです。
たとえば、売上データが複数のシートに分かれている場合は、処理したいシートだけでなく、結果を出力するシートも伝えておくと安心です。
| 伝える項目 | 指示の例 |
|---|---|
| 対象シート | 「売上一覧」シート |
| データの開始位置 | 1行目は見出し、2行目からデータ |
| 対象列 | A列の商品名、D列の金額、F列の担当者名 |
| 出力先 | 「集計結果」シートのA2セルから出力 |
| 最終行の考え方 | A列に値が入っている最終行までを対象 |
列番号だけではなく、見出し名と列記号をセットで伝えると、認識のずれを減らしやすくなります。
たとえば「D列の金額」ではなく、「D列の『売上金額』を対象にする」と書くと、表の内容を踏まえたコードになりやすいです。
毎月行数が増減する一覧表では、固定のセル範囲ではなく、「A列の最終行まで」のように指定すると使い回しやすくなります。
処理条件と期待する結果を順番に伝える
依頼文では、実現したい作業を思いつく順番ではなく、マクロに処理してほしい順番で書くのがおすすめです。
処理の流れと完成イメージが明確なら、Copilotも条件分岐や集計方法を組み立てやすくなります。
特に「抽出」「転記」「並べ替え」「書式設定」などを組み合わせる場合は、順序によって結果が変わることがあります。
たとえば、次のように依頼内容を分けて並べると伝わりやすいです。
- 「売上一覧」シートの2行目以降を対象にする
- 売上金額が10,000円以上の行だけを抽出する
- 抽出した行を「確認用」シートへ転記する
- 転記後に売上金額の大きい順で並べ替える
- 1行目の見出しを太字にして背景色を付ける
さらに、処理後にどうなっていればよいかも添えましょう。
「確認用シートには条件に合うデータだけが表示され、元の売上一覧は変更しない」のように、残したい状態と変更してよい範囲を伝えることがポイントです。
「見やすく整える」のような表現は人によってイメージが異なるため、「列幅を内容に合わせる」「金額を3桁区切りで表示する」など、具体的な見た目に置き換えるとよいでしょう。
例外時の動作や対象外の条件も指定する
通常のデータだけでなく、空白や文字列などが含まれる場合の扱いも指定すると、実際の表に合わせたマクロを作りやすくなります。
たとえば金額列に空白があるとき、それを除外するのか、0円として扱うのかによって処理内容は変わります。
対象外にしたい条件を先に共有しておくと、意図しないデータまで加工される可能性を抑えやすくなります。
- 担当者名が空白の行は転記しない
- 売上金額が数値ではない行は集計対象から外す
- 「集計結果」シートがすでにある場合は、見出しを残して2行目以降だけを更新する
- 対象データがない場合は、空の表を作らず案内文を表示する
- 非表示の行は処理対象に含めない
すべての例外を最初から洗い出す必要はありませんが、普段の作業で迷いやすい部分は伝えておくと安心です。
とくに、既存のシートを上書きする可能性がある処理では、「見出しは残す」「指定した範囲だけを更新する」といった条件を明記するとよいでしょう。
一度に詰め込まず処理を分けて依頼する
複雑な業務を自動化したいときほど、最初からすべてを一つの依頼にまとめないほうが進めやすいです。
大きな作業を小さな処理に分けると、各処理の目的を確認しながらVBAコードを整えられます。
たとえば月次の集計業務なら、次のように段階を分けて相談できます。
| 段階 | 依頼する内容 |
|---|---|
| 1 | 複数の一覧表から必要な列だけを集める処理 |
| 2 | 集めたデータを担当者別に集計する処理 |
| 3 | 集計結果の並べ替えと表示形式を整える処理 |
| 4 | 集計表を確認用のシートへ出力する処理 |
このように分ければ、「集計までは合っているけれど表示だけ変えたい」といった場合にも、該当する部分だけを見直しやすくなります。
依頼の最後には、「初心者にも分かるコメントをコード内に付けてください」や「処理ごとに分けた構成にしてください」と添えるのもおすすめです。
Copilotとのやり取りでは、具体的な指示を少しずつ追加して精度を高める意識を持つと、目的に合うマクロへ近づけやすくなります。
Copilotが生成したVBAコードをエクセルで実行する手順

Copilotが作成したVBAコードは、エクセルのVBE(Visual Basic Editor)に貼り付けて、マクロ有効ブックとして保存すれば実行できます。
最初は「標準モジュール」にコードを入れ、マクロ一覧から実行する方法が分かりやすくおすすめです。
何度も使う処理はボタンへの登録や専用ファイルでの保存をしておくと、毎回コードを開かなくても使いやすくなります。
VBEで標準モジュールを追加してコードを貼り付ける
VBAコードを入れる場所として、一般的な自動処理には標準モジュールを使います。
標準モジュールに登録したマクロは、特定のセルやシートの操作に限定されにくく、マクロ一覧から呼び出しやすいのが特徴です。
- エクセルでマクロを使いたいブックを開きます。
- Altキーを押しながらF11キーを押して、VBEを開きます。
- 画面左側のプロジェクト一覧で、対象のブックを選びます。
- 上部メニューの「挿入」から「標準モジュール」を選択します。
- 表示された白い編集画面に、Copilotが生成したVBAコードをそのまま貼り付けます。
コードには、通常「Sub マクロ名()」から「End Sub」までのまとまりがあります。
この開始行から終了行までを省かずに貼り付けると、実行時にマクロとして認識されやすくなります。
複数のマクロを貼り付ける場合は、それぞれの「Sub」と「End Sub」が対応している状態で、同じ標準モジュール内に並べられます。
| 貼り付け先 | 向いている用途 |
|---|---|
| 標準モジュール | 集計、転記、並べ替え、書式設定など、手動で実行する一般的な処理です。 |
| シートのモジュール | 特定のシートに関係する処理です。 |
| ThisWorkbook | ブックを開いたときなど、ブック全体に関係する処理です。 |
貼り付け先が分からない場合は、まず標準モジュールを選ぶと進めやすいです。
コードを保存してマクロを実行する
VBAコードを貼り付けたブックは、通常の「.xlsx」形式ではマクロを保持できません。
必ず「Excel マクロ有効ブック(.xlsm)」として保存してください。
- VBEでコードを貼り付けたあと、エクセルの画面へ戻ります。
- 「ファイル」から「名前を付けて保存」を選びます。
- ファイルの種類で「Excel マクロ有効ブック(.xlsm)」を選択します。
- 保存後、エクセル画面でAltキーを押しながらF8キーを押します。
- 一覧に表示されたマクロ名を選び、「実行」をクリックします。
マクロ一覧には、VBAコード内の「Sub」のあとに付けられた名前が表示されます。
たとえば「Sub 売上集計()」というコードなら、一覧では「売上集計」と表示されます。
ファイルを開いた際にマクロに関する通知が表示されたときは、自分で作成したファイルや内容を把握しているファイルであることを確認したうえで、必要に応じて有効化します。
シート上のボタンにマクロを登録する
毎回AltキーとF8キーを押す代わりに、シート上のボタンからマクロを実行することもできます。
ボタンに「集計を開始」「データを整える」などの分かりやすい表示を付けておくと、操作する人が迷いにくくなります。
- エクセル上部の「開発」タブを開きます。
- 「挿入」から「フォームコントロール」のボタンを選びます。
- シート上でドラッグして、ボタンを配置します。
- 表示される「マクロの登録」画面で、実行したいマクロ名を選びます。
- ボタンを右クリックし、「テキストの編集」を選んで表示名を変更します。
「開発」タブが表示されていない場合は、エクセルのオプション画面でリボンのユーザー設定を開き、「開発」にチェックを入れると表示できます。
ボタンを押すだけで処理が始まるため、定型作業を素早く始めたい場合に便利です。
繰り返し使うマクロを再利用しやすい形で保存する
毎月の集計や一覧表の整形など、同じ作業で使うマクロは再利用しやすい場所にまとめて保存しておくと便利です。
用途に合わせて、次のような保存方法を選べます。
| 保存方法 | 使いやすい場面 |
|---|---|
| マクロ有効ブック(.xlsm) | 特定の業務ファイルとマクロをセットで管理したい場合です。 |
| テンプレートとして保存 | 同じ表の形式で新しいファイルを作成する機会が多い場合です。 |
| 個人用マクロブック | さまざまなブックで使う共通の整形処理などを呼び出したい場合です。 |
個人用マクロブックは、エクセルを起動したときに自動で開く専用の保存先です。
列幅の調整や不要な空白の削除など、複数のブックで使う小さな処理を入れておくと役立ちます。
一方で、特定のシート名や決まった列構成を前提にするマクロは、対象業務用の「.xlsm」ファイルに保存するほうが管理しやすいです。
マクロ名は「月次集計」「表記ゆれを整える」のように、処理内容がひと目で分かる名前にしておくと、後から探す手間を減らせます。
動かないマクロはエラー情報を添えてCopilotに修正を依頼する

Copilotで作成したマクロが動かないときは、表示されたエラーメッセージと止まった場所を具体的に伝えることで、修正案を受け取りやすくなります。
「動きません」だけでは原因を絞り込みにくいため、対象のシート名やデータの状態もあわせて共有することが大切です。
一度にコード全体を直そうとせず、処理を小さく確認していくと、問題のある部分を見つけやすくなります。
エラーメッセージと停止した行をそのまま伝える
マクロの実行中にメッセージが表示された場合は、内容を省略せずにCopilotへ伝えるのがおすすめです。
表示された番号や文言には、修正の手がかりになる情報が含まれていることがあります。
デバッグを選択すると、VBAの画面で処理が止まった行が色付きで示されるため、その行も一緒に共有しましょう。
コードの一部だけを送る場合でも、止まった行の前後数行を含めると、処理の流れを判断しやすくなります。
| Copilotへ伝える情報 | 伝え方の例 |
|---|---|
| 表示されたメッセージ | 「実行時エラーが表示され、○○という内容でした」 |
| 停止した行 | 「黄色で表示されたのは『最終行を取得する処理』です」 |
| 期待していた結果 | 「A列の空白行を除いて、別シートへ転記したいです」 |
| 実際の状態 | 「転記前に処理が停止し、シートの内容は変わっていません」 |
たとえば、「このVBAを実行するとメッセージが表示され、○行目で停止します。
元データは『売上データ』シートのA列からF列にあり、空白行が混ざる場合があります。
空白行を飛ばして『集計結果』シートへ転記できるように修正してください」のように依頼すると、目的に沿った回答を得やすくなります。
社外に共有できない氏名・取引先名・数値などは、そのまま貼り付けず、置き換えてから相談しましょう。
シート名やデータ形式がコードと合っているか確認する
マクロが止まる理由として多いのが、コードに書かれたシート名や列の位置と、実際のブックの状態が一致していないケースです。
たとえばコード内では「売上」と指定しているのに、実際のシート名が「売上表」になっていれば、対象を見つけられません。
見た目が似ていても、シート名の空白や記号の違いによって処理できないことがあります。
- コードで指定しているシート名と、シート見出しの名前が完全に一致しているか確認します。
- データの開始行が、コードで想定した行と合っているか確認します。
- 日付や金額が文字列として入力されていないか確認します。
- 対象列に結合セルや途中の空白列が含まれていないか確認します。
- 処理対象のブックと、現在開いているブックが同じものか確認します。
特に日付・金額・郵便番号のような値は、表示上は同じでも内部の形式が異なる場合があります。
Copilotへ相談するときは、「B列の日付は2026/10/01の形式です」や「金額列にはカンマ付きの数値が入っています」のように、実際の入力形式も伝えると修正の精度が上がります。
ヘッダー行の有無や、途中に小計行があるかどうかも、集計や並べ替えの処理では重要な情報です。
処理を小さく分けて原因を絞り込む
複数の作業をまとめたマクロで止まる場合は、処理を小さな単位に分けて確認すると原因を探しやすくなります。
たとえば「データを読み込む」「不要な行を除く」「集計する」「結果を書き出す」という流れなら、どの段階まで進むかを順番に確かめます。
最初からすべてを修正するよりも、問題が起きる部分を絞ってCopilotへ依頼したほうが、回答内容を確認しやすいです。
- まず、データを取得する処理だけを実行して対象範囲を確認します。
- 次に、抽出や整形の処理を追加して結果が想定どおりか確認します。
- 最後に、転記や集計など後半の処理を加えて動作を確認します。
途中経過を確認したいときは、各処理の後にメッセージを表示するコードを追加する方法もあります。
Copilotには、「データ取得までは動きますが、集計を追加すると停止します」のように、動くところと止まるところの境目を伝えましょう。
修正案を受け取った後も、いきなり元のデータ全体で試すのではなく、件数を絞ったコピーで確認すると安心です。
既存のマクロもCopilotで読み解きやすく改善できる

既存のVBAマクロは、Copilotにコードを見せて質問することで、処理の流れを日本語で把握し、読みやすい形へ整える手がかりを得られます。
作成した人が別の担当者だった場合や、久しぶりに修正する場合でも、目的・入力・出力を順番に確認しながら相談すると進めやすいです。
ただし、提案されたコードをそのまま置き換えるのではなく、元のマクロが担っている役割や処理結果を確認しながら、必要な部分だけを反映しましょう。
VBAコードの処理内容を日本語で説明してもらう
VBAコードを読んでも、変数や命令が多いと「何のための処理なのか」がつかみにくいことがあります。
そのようなときは、Copilotへコードを渡して、処理を上から順に日本語で説明してほしいと依頼すると、全体像を整理しやすくなります。
たとえば、「このVBAコードの目的、対象シート、処理の順番、最後に変わる内容を初心者向けに説明してください」と伝える方法があります。
長いマクロでは、一度に全体を確認するよりも、プロシージャや機能ごとに分けて質問するほうが理解しやすいです。
| 確認したいこと | Copilotへの依頼例 |
|---|---|
| マクロ全体の目的 | このコードは何を自動化するマクロですか |
| 処理の順番 | 処理を実行順に箇条書きで説明してください |
| 対象となるデータ | 読み取り・書き込みを行うシートとセル範囲を教えてください |
| 変数の役割 | 各変数に入る値と使われる場面を表で説明してください |
説明を受ける際は、「専門用語を減らして説明してください」や「業務の流れに置き換えて説明してください」と追加すると、VBAに慣れていない人でも内容を追いやすくなります。
特に、別ブックを開く処理、ファイルを書き出す処理、行を削除する処理などは、どのデータに影響するのかを先に確認しておくと安心です。
重複処理や読みにくい部分の整理を依頼する
長く使われてきたマクロには、似た処理が複数回書かれていたり、変数名から役割を判断しにくかったりすることがあります。
Copilotには、「同じような処理をまとめられる箇所を示してください」や「動作を変えずに読みやすく整理してください」と依頼できます。
読みやすさを整える代表的なポイントは、次のとおりです。
- 処理内容が伝わる変数名へ見直す
- まとまった処理を小さなプロシージャに分ける
- 繰り返し登場する値を定数としてまとめる
- 処理の目的が分かるコメントを補う
- 同じ内容の記述を共通化できるか確認する
たとえば、売上データと在庫データで似た転記処理をしている場合は、共通する部分を一つの処理にまとめられることがあります。
ただし、見た目が似ていても、対象列や例外条件が異なるケースもあるため、整理後に元と同じ結果になるとは限りません。
Copilotには「変更前と変更後で、どの部分を整理したのかを一覧で示してください」と依頼し、修正箇所を把握できるようにするとよいでしょう。
また、コメントの追加を依頼するときは、「処理の説明だけを追加し、コードの動作は変更しないでください」と条件を添えると、目的に合った提案を受けやすくなります。
機能追加や条件変更は元の仕様を示して依頼する
既存マクロに新しい機能を加えたいときは、変更したい内容だけでなく、現在どのように動いているのかもCopilotへ伝えることが大切です。
元の仕様が曖昧なまま「集計条件を変えてください」と依頼すると、意図しない部分まで変更される可能性があります。
依頼文には、少なくとも次の情報を含めると、修正案の方向性を合わせやすくなります。
- 現在のマクロが行っている処理
- 追加または変更したい条件
- 変更してはいけない処理
- 対象シート名・列名・データ形式
- 変更後に期待する結果
たとえば、「現在はA列が『完了』の行を別シートへ転記しています。」のように、まず現状を説明します。
続けて、「今後はB列の日付が当月の行だけを対象にし、転記先の列順は変えないでください」と伝えると、変更範囲が明確になります。
さらに、「条件に合わない行はこれまでどおり元データに残します」のように、維持したい仕様も示すと安心です。
修正案を受け取ったら、元のコードとの差分や、追加された処理の目的を説明してもらうと、変更内容を理解しながら取り入れられます。
既存マクロを育てていくときは、Copilotをコードの代筆役としてだけでなく、仕様を整理して相談できる補助役として活用すると、保守しやすい形に近づけやすいです。
生成されたマクロは内容を確認してから業務で使用する

Copilotで作成したマクロは便利ですが、そのまま業務データに使わず、処理内容を確認してから取り入れることが大切です。
特に、削除・上書き・外部ファイルへの保存を含む処理は、意図しない範囲まで影響することがあるため、少量のデータで慎重に確かめましょう。
生成結果はあくまで提案のひとつとして受け取り、データの扱い方や組織内のルールに合っているかを確認すると、安心して活用しやすくなります。
ファイル削除や上書きを含む処理に注意する
マクロには、セルの内容を消去したり、既存ファイルを保存し直したりする処理を含められますが、対象の指定が少し違うだけで想定外のデータに影響することがあります。
たとえば「フォルダー内の古いファイルを整理する」「集計結果を同じ名前で保存する」といった依頼では、ファイルの削除や上書きが含まれるコードになる場合があります。
削除や上書きは、実行後に元へ戻しにくい処理です。
コード内に削除・保存・閉じる処理がないかを確認し、対象のフォルダー、ファイル名、シート名が自分の意図と一致しているか見直してください。
| 確認したい処理 | 見直すポイント |
|---|---|
| セルやシートの消去 | 消去する範囲が必要な部分だけに限定されているか |
| ファイルの保存 | 保存先とファイル名が意図どおりか |
| 既存ファイルへの保存 | 同名ファイルを置き換える設定になっていないか |
| フォルダー内のファイル操作 | 対象フォルダーや拡張子の条件が正しいか |
大切なブックを扱う前には、元ファイルのコピーを別の場所に保存しておくと、確認作業にゆとりが生まれます。
機密情報や個人情報を指示文へ安易に入力しない
Copilotへ依頼するときは、顧客名、連絡先、社員情報、取引内容など、外部に共有する必要のない情報を指示文へそのまま入力しないようにしましょう。
マクロの作成依頼では、実際のデータがなくても、列名や処理のルールを一般化して伝えれば内容を説明できることが多いです。
たとえば、実在する氏名や住所を示す代わりに、「A列に顧客番号、B列に担当者名、C列に利用日が入っている」のように置き換えて伝えられます。
サンプルデータは架空の内容にし、必要最小限の情報だけを共有するという考え方を基本にすると安心です。
- 氏名やメールアドレスは「顧客名」「連絡先」などの項目名に置き換える
- 社内限定の資料名や保存先は、必要がなければ入力しない
- 画面の内容を共有する場合は、不要な情報が表示されていないか確認する
- 実データではなく、構成が分かる架空の表で相談する
データの取り扱いに迷う場合は、所属組織で定められた生成系機能の利用ルールを確認してから進めるのがよいでしょう。
少量のテストデータで期待どおり動くか確かめる
作成したマクロを初めて使うときは、いきなり大量のデータや本番ファイルで実行せず、少量のコピーで結果を確かめてください。
数件から十数件ほどのテスト用データを用意すると、抽出条件、並び順、集計値、転記先などを目で追いやすくなります。
とくに、空白のセル、日付が異なる行、対象外のデータなども含めると、実際の業務で起こりやすいケースを確認しやすくなります。
- 元データを複製し、テスト専用のブックまたはシートを用意する
- 対象になるデータと対象外になるデータを少数ずつ入れる
- マクロ実行後に、元データと出力結果を見比べる
- 件数、金額、日付、転記先、書式に違いがないか確認する
- 問題がなければ、対象データを少し増やして再度確認する
期待した結果にならない場合は、どのデータがどう変わったのかを整理してから見直すと、修正したい条件を明確にしやすくなります。
組織のセキュリティ方針とマクロ設定を確認する
会社やチームでエクセルを利用している場合は、マクロの使用可否やファイル共有に関する方針が定められていることがあります。
自分のパソコンで動作しても、共有先の環境ではマクロが使えない、あるいは警告が表示される場合もあるため、配布前の確認が必要です。
マクロを含むファイルを共有する前に、受け取る人が内容を理解し、安全に扱える状態かを確認しましょう。
確認する項目としては、次のようなものがあります。
- 組織内でマクロ付きファイルの利用が認められているか
- 共有フォルダーやメールで配布する際のルールがあるか
- マクロを有効にする操作を、受け取る人へ安易に求めていないか
- ファイルの作成者、用途、処理内容を説明できる状態か
- 担当部署や管理者への確認が必要な業務データを扱っていないか
Copilotで作ったコードだから特別に危険というわけではなく、手作業で作成したマクロと同じように、内容と利用環境を確認する姿勢が重要です。
用途、対象データ、実行する人を整理したうえで使えば、便利さと業務上の配慮を両立しながらマクロを活用しやすくなります。
作業内容に応じてVBA・Office Scripts・Power Queryを使い分ける

エクセルで自動化したい作業は、パソコン上の操作まで扱うならVBA、Web版エクセルで定型処理をしたいならOffice Scripts、データを集めて整えるならPower Queryが向いています。
どれか1つに統一するのではなく、処理したい内容と利用する環境に合わせて選ぶと、Copilotへの依頼内容も整理しやすくなります。
| 方法 | 向いている作業 | 主な利用環境 |
|---|---|---|
| VBA | セル操作、帳票作成、ブックやシートの制御など | デスクトップ版Excel |
| Office Scripts | Web版での繰り返し操作、表の加工、定型の更新など | Web版Excelを中心とした環境 |
| Power Query | 複数ファイルの取り込み、列の整形、データの結合など | Excelのデータ取得・変換機能 |
デスクトップ版Excelの操作自動化にはVBAが向いている
VBAは、デスクトップ版Excelで行う細かな操作を自動化したいときに選びやすい方法です。
たとえば、指定したシートを複製する、入力内容に応じて別の表へ転記する、帳票の見た目を整えるといった作業に活用できます。
既存のマクロ資産がある職場では、これまで使ってきた処理を引き継ぎながら改善しやすい点も特徴です。
一方で、VBAはパソコンの環境やExcelの設定によって利用しやすさが変わることがあります。
そのため、デスクトップ版Excelを主に使い、ブック内の操作を幅広くまとめたい場合に向いています。
- 月次報告用のシートを所定の形に整える
- 複数のシートから必要な項目を集計表へ転記する
- 入力用の表をもとに帳票を作成する
- ボタンを押して一連のExcel作業を進める
Web版Excelの定型操作にはOffice Scriptsが選択肢になる
Office Scriptsは、Web版Excelで行う定型的な操作をまとめたい場合の選択肢です。
ブラウザーで共有しているブックを使う機会が多いなら、VBAよりもOffice Scriptsのほうが作業環境に合うことがあります。
たとえば、表の見出しを整える、不要な行を除く、集計用の列を追加するといった繰り返し処理を扱いやすくなります。
Microsoft 365の利用状況によっては、ほかの自動化機能と組み合わせて、決まったタイミングで処理を進める運用も検討できます。
ただし、利用できる機能や連携の範囲は契約内容、組織の設定、Excelの利用環境によって異なります。
Web版で共同編集するファイルを中心に扱うなら、Office Scriptsが適しているか確認しましょう。
- 共有表の書式を毎回同じ状態にそろえる
- 入力済みデータを集計しやすい並び順へ整える
- 定例会議の前に必要な列やフィルターを準備する
データの取得や整形にはPower Queryが使いやすい
Power Queryは、データを取り込んでから使いやすい形に整える作業に向いています。
VBAやOffice ScriptsのようにExcel画面の操作を順番に再現するというより、データをどのように変換するかを設定として残せることが大きな特徴です。
たとえば、毎月届く複数のCSVファイルを1つにまとめる、不要な列を削除する、表記ゆれを整える、別の表と共通項目で結合するといった処理を行えます。
一度設定を作っておけば、次回以降は新しいデータに差し替えて更新する形で、同じ整形を繰り返しやすくなります。
| データ作業の例 | Power Queryとの相性 |
|---|---|
| 複数の売上ファイルを1つの一覧にまとめる | 向いている |
| 列を分割・結合してデータ形式をそろえる | 向いている |
| 空白行や不要な列をまとめて除く | 向いている |
| ボタン操作で帳票のレイアウトを細かく変更する | VBAを検討しやすい |
「毎回同じ形式に整える前処理」が負担になっているなら、まずPower Queryで対応できないか考えるとよいでしょう。
そのうえで、整形後の表を使った帳票作成や細かなExcel操作が必要ならVBA、Web上で完結する定型操作ならOffice Scriptsというように組み合わせると、作業に合った自動化を選びやすくなります。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- Copilotは、日本語の指示をもとにExcelのVBAマクロ案を作る手助けをしてくれます。
- マクロを実行するには、基本的にデスクトップ版Excelとマクロ有効ブックが必要です。
- 依頼前に開発タブを表示し、元データのコピーを用意しておくと安心です。
- シート名・対象範囲・条件・処理後の状態を具体的に伝えると、目的に合うコードを得やすくなります。
- 生成されたVBAコードは、標準モジュールに貼り付けて内容を確認してから実行します。
- エラーが出たときは、表示内容や止まった行、データの状態を添えてCopilotに相談します。
- 既存マクロの内容確認や、読みやすいコードへの整理にもCopilotを活用できます。
- 削除や上書きを含む処理は、少量のテストデータで確認してから業務に使うことが大切です。
- 作業内容によっては、VBAだけでなくOffice ScriptsやPower Queryも選択肢になります。
Copilotを使えば、VBAに詳しくない段階でも、やりたい作業を言葉にしながらマクロ作成の第一歩を踏み出しやすくなります。
まずは、コピーした小さな表を使って、集計や転記などのシンプルな処理から試してみてください。
うまく動かなかった場合も、エラー内容をもとに少しずつ修正すれば大丈夫です。
処理の目的とデータの扱いを確認しながら使えば、毎月の繰り返し作業を効率よく進める心強い助けになりますよ。

