FMトランスミッターの周波数は何MHz?場面別の決め方と雑音対策

FMトランスミッターの周波数は何MHz?場面別の決め方と雑音対策 デジタル・ネットサービス

「FMトランスミッターの周波数は、何MHzに合わせればいいの?」と迷っていませんか。

「空いている周波数を選ぶ」と言われても、どの番号が空いているのか分からず、手が止まる人も多いでしょう。

合わせる周波数は、今いる場所で放送が聞こえない番号を選ぶのが基本です。

実は、全国どこでも使える決まった番号はありません。

同じ番号でも、地域によっては放送局がその番号を使っているためです。

関東では、4ch固定の機種が使う88MHz台の番号で放送している局もあります。

この記事では、機種ごとに選べる範囲の確かめ方から、関東の放送局の実例、場面別の決め方、雑音が出たときの直し方、電波法の基準までを整理しました。

車で音楽を聴く前に、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • FMトランスミッターに合わせる周波数の決め方
  • 機種のタイプごとに選べる周波数と、関東で重なりやすい番号
  • 空いている番号の探し方と、雑音・途切れの直し方
  • 運転中の操作のルールと、電波法の基準・ELPマーク
  1. 合わせる周波数は「今いる場所で放送が聞こえない番号」が正解
    1. 全国どこでも使える決まった番号はない
    2. 周波数を決めるときの3つの条件
    3. 空き周波数を調べる方法は2つある
    4. 番号が合っていても、場所が変わればずれる
  2. 手持ちの機種で選べる周波数の範囲を先に確かめる
    1. 2〜4chの固定タイプは決まった番号から選ぶ
    2. 0.1MHz刻みのフルチャンネルタイプは選択肢が広い
    3. スマホやプレーヤーの内蔵タイプは範囲が狭いこともある
  3. 関東では88MHz台の4つの番号を使う放送局もある
    1. 88.1〜88.7MHzを使っている局の例
    2. 固定タイプで重なったときは別のchに切り替える
    3. すぐ隣の88.9MHzや、ほかの番号にもコミュニティFMがある
  4. ワイドFM対応のカーラジオなら90MHz台の放送にも気をつける
    1. ワイドFMは90〜95MHzを使う
    2. 76.0〜90.0MHzまでしか選べない機種が多い
    3. 90MHz台を使うコミュニティFMもある
    4. カーラジオがワイドFM対応かは選べる上限で分かる
  5. 空いている番号は停車中に3ステップで探す
    1. カーラジオで静かな番号を探して本体を合わせる
    2. 見つけた候補を場所ごとにメモする
    3. カーラジオのプリセットとラストメモリで手間を減らす
    4. 探す範囲はカーラジオではなく機種に合わせる
  6. 遠出や帰省では行き先の周波数を事前に調べておく
    1. 都県が変わるとNHK FMの番号も変わる
    2. ルート上の都県の一覧を見て候補を絞る
    3. 帯の端の76MHz台・89MHz台がふさがる地域もある
    4. 引っ越したら自宅周りの候補を作り直す
  7. 雑音や途切れは症状ごとに見直す場所が違う
    1. 症状別の見直し方
    2. 音量はスマホを下げてカーラジオを上げる
    3. アンテナと置き場所で受信しやすさが変わる
    4. 音がまったく出ないときは周波数より前を確かめる
  8. 周波数の切り替えは停車中に行う
    1. 運転中に禁止されている行為
    2. 携帯電話などの使用による事故は増えている
    3. 出発前に番号と曲を決めておく
    4. 操作するときは安全に止められる場所を選ぶ
  9. 電波法の基準を超える製品は使えない
    1. 国内で使える無線機器には3つの条件がある
    2. 微弱な無線局の基準は3メートルで500μV/m以下
    3. 令和7年度の試買テストでは168機種が基準に合わなかった
    4. 基準を超える製品を使うと利用者も罰則の対象になる
  10. 買い替えるならELPマークと周波数の選びやすさで選ぶ
    1. ELPマークと性能証明ラベルの違い
    2. マークを確かめた製品だけを売る販売店もある
    3. 通販のページで見ておきたい記載
    4. 周波数の面で見るチェックポイント
  11. FMトランスミッターの周波数でよくある疑問
    1. ほかの車のFMトランスミッターと混信することはある?
    2. ナビアプリや動画の音も流せる?
    3. スマホは何台までつなげる?
    4. 家のラジオやコンポでも使える?
  12. 音が安定しないなら別のつなぎ方も考える
    1. カーオーディオにBluetoothやAUX端子があるか確かめる
    2. FMトランスミッターが向いている車・向いていない車
  13. まとめ

合わせる周波数は「今いる場所で放送が聞こえない番号」が正解

合わせる周波数は「今いる場所で放送が聞こえない番号」が正解

FMトランスミッターに合わせる周波数は、今いる場所で放送が聞こえない番号を選ぶのが正解です。

放送局と同じ番号に合わせると、スマホの音と放送の音が混ざってしまいます。

何MHzがよいかは、「場所」と「手持ちの機種」の2つで決まるのです。

全国どこでも使える決まった番号はない

FMラジオの放送局は、地域ごとに違う番号で電波を出しています。

たとえばNHK FMは、東京では82.5MHz、さいたまでは85.1MHz、横浜では81.9MHzです。

ある地域で空いている番号が、隣の県では放送に使われていることも珍しくありません。

そのため、「この番号なら全国どこでも大丈夫」という答えはないのです。

インターネットで見かける「〇〇MHzがおすすめ」という話も、その人の住む地域で空いていた番号だと考えておくとよいでしょう。

たとえば東京で空いていた番号を、そのまま大阪や名古屋で使えるとは限りません。

周波数を決めるときの3つの条件

合わせる番号は、次の3つの条件をすべて満たすものから選びます。

条件 確かめ方
今いる場所で放送が聞こえない カーラジオをその番号に合わせ、無音か雑音だけかを聞く
手持ちのFMトランスミッターで選べる 説明書や本体の表示で、選べる番号の範囲を見る
カーラジオで受信できる カーラジオで選べる範囲(90MHzより上を受信できるか)を見る

3つのうち、いちばん大事なのは1つ目の「放送が聞こえない」ことです。

2つ目と3つ目は、機種とカーラジオで一度確かめれば、あとは変わりません。

たとえば4chしか選べない機種なら、その4つの中で放送が聞こえない番号を探すことになります。

空き周波数を調べる方法は2つある

空いている番号を調べる方法は、大きく分けて2つあります。

  • カーラジオで番号を1つずつ聞いて、放送が聞こえない番号を探す
  • 総務省の各総合通信局が公開している放送局の一覧で、使われている番号を調べる

一覧で調べる方法は、家にいながら候補を絞れるのが長所です。

ただし、一覧に載っていない番号でも、近くの県の電波が届いていれば放送が聞こえることがあります。

そのため、一覧で候補を絞り、最後はカーラジオで確かめるという組み合わせがいちばん確実です。

たとえば関東なら、総務省関東総合通信局の「ラジオ放送事業者一覧」に、NHK・民放・ワイドFM・コミュニティFMの番号がまとめて載っています。

番号が合っていても、場所が変わればずれる

自宅の駐車場できれいに聞こえた番号でも、走って別の市や県に入ると、その番号で放送している局の電波が届くことがあります。

このとき、急に放送の声が混ざったり、ザーッという雑音が増えたりするのです。

FMトランスミッターの電波はとても弱いので、近くの放送局の電波に負けてしまいます。

つまり、周波数は「一度決めたら終わり」ではなく、場所に合わせて選び直すものです。

遠出や引っ越しのときの決め直し方は、このあとの見出しで詳しく紹介します。

手持ちの機種で選べる周波数の範囲を先に確かめる

手持ちの機種で選べる周波数の範囲を先に確かめる

空いている番号を探す前に、手持ちの機種で選べる周波数の範囲を確かめておくと迷いません。

FMトランスミッターには、決まった数chから選ぶタイプと、76.0〜90.0MHzを細かく選べるタイプがあります。

どちらのタイプかで、探し方の手間が大きく変わるのです。

2〜4chの固定タイプは決まった番号から選ぶ

固定タイプは、メーカーが決めた2〜4つの番号の中から選ぶ機種です。

操作がシンプルな反面、4つとも放送とぶつかる場所では使いにくくなります。

公式サイトで確かめられた機種の例は、次のとおりです。

機種(メーカー) 選べる周波数
LAT-FMBT02BK(エレコム) 88.1/88.3/88.5/88.7MHzの4ch
PDA-FMT1(サンワサプライ・販売終了) 87.7/88.7MHzの2ch

エレコムのLAT-FMBT02BKは、エンジンを切っても最後に使った周波数を覚えておくラストメモリ機能を持っています。

サンワサプライのPDA-FMT1は、プラグを差してカーラジオの番号を合わせるだけの有線タイプです。

たとえば4ch固定の機種なら、カーラジオで88.1〜88.7MHzを順に聞き、いちばん静かな番号を選ぶ流れになります。

0.1MHz刻みのフルチャンネルタイプは選択肢が広い

フルチャンネルタイプは、76.0〜90.0MHzの範囲を0.1MHzずつ選べる機種です。

エレコムのLAT-FMBTB05BK(販売終了)は、76.0〜90.0MHzの141chから選べると案内していました。

公式ページでは、放送局やほかのFMトランスミッターと混信しない周波数を自由に選べる点を特長に挙げています。

選べる番号が多いので、都市部のように放送局が多い地域でも、空いている番号を見つけやすいでしょう。

その代わり、ボタンで番号を1つずつ送る機種では、目当ての番号に合わせるまでに少し時間がかかります。

スマホやプレーヤーの内蔵タイプは範囲が狭いこともある

FMトランスミッター機能がスマホや音楽プレーヤーに内蔵されている場合は、選べる範囲が狭いことも珍しくありません。

シャープのある機種のQ&Aでは、85.1〜88.9MHzの間で0.2MHz間隔で設定できると説明しています。

このタイプは、選べる番号の中に空きがないと使いにくいのが弱点です。

手持ちの機種がどのタイプか分からないときは、型番で公式サイトの仕様を調べてみてください。

タイプ 選べる番号 向いている人
固定タイプ(2〜4ch) メーカーが決めた数個 操作を簡単にしたい人
フルチャンネルタイプ 76.0〜90.0MHzを0.1MHz刻み 都市部や遠出で使う人
内蔵タイプ 機種ごとに決まった範囲 本体を増やしたくない人

関東では88MHz台の4つの番号を使う放送局もある

関東では88MHz台の4つの番号を使う放送局もある

関東では、4ch固定の機種が使う88.1〜88.7MHzのそれぞれに、放送に使っている地域があります。

総務省関東総合通信局のラジオ放送事業者一覧を見ると、コミュニティFMや中継局がこの帯を使っていました。

「88MHz台なら空いている」とは言い切れないのです。

88.1〜88.7MHzを使っている局の例

一覧にある局のうち、88.1〜88.7MHzを使っている主な例をまとめました。

周波数 放送局(主な地域)
88.1MHz 茨城放送のFM補完中継局(高鈴山・宝篋山)
88.3MHz J-WAVEの港中継局(東京都港区・渋谷区)、FM DAMONO(栃木県足利市)
88.5MHz 大江戸放送局(東京都江東区)、FMふっかちゃん(埼玉県深谷市)
88.7MHz ラジオ川越(埼玉県川越市)

コミュニティFMは、市や区の単位で放送しているローカル局です。

電波が届く範囲は限られますが、その町を走っているときは、FMトランスミッターの音とぶつかることがあります。

4つの番号のうち1つが使われていても、ほかの3つが空いていれば問題なく使えるのです。

固定タイプで重なったときは別のchに切り替える

固定タイプで放送の声が混ざったら、まずは同じ機種のほかのchに切り替えます。

関東の一覧を見る限り、4つの番号を同じ町でまとめて使っている例はありません。

走る場所によって空いている番号が変わるので、地域ごとに使うchを決めておくと楽です。

たとえば、川越市内では88.7MHzを避けて88.1MHzにする、といった決め方をします。

それでも全部のchで雑音が出る場所なら、フルチャンネルタイプへの買い替えを考えてもよいでしょう。

すぐ隣の88.9MHzや、ほかの番号にもコミュニティFMがある

88MHz台のすぐ隣の番号も、放送に使われていることがあります。

関東の一覧で88.9MHzを使っているのは、FMしながわ(東京都品川区)です。

固定タイプの番号のすぐ隣に放送局があると、場所によっては雑音が出やすくなることもあります。

音が気になるときは、隣の番号の局が近くにないかも一覧で確かめてみましょう。

関東総合通信局の一覧によると、関東管内のコミュニティ放送は計77局あります。

77局の番号は、76MHz台から89MHz台を中心に、さまざまな番号に散らばっているのが特徴です。

フルチャンネルタイプを使う人も、走る町にコミュニティFMがあるかを一度見ておくと、雑音の原因に気づきやすくなります。

関東以外の地域も、各地の総合通信局のページで放送局の一覧を探すと、使われている番号を確かめられるでしょう。

ワイドFM対応のカーラジオなら90MHz台の放送にも気をつける

ワイドFM対応のカーラジオなら90MHz台の放送にも気をつける

カーラジオがワイドFMに対応しているなら、90〜95MHzでAMラジオの番組が放送されている点にも注意が必要です。

ワイドFM(FM補完放送)とは、AMラジオの番組をFMの電波でも流す仕組みのことを指します。

この帯を使っている地域では、90MHz台も空いているとは限りません。

ワイドFMは90〜95MHzを使う

総務省関東総合通信局の説明では、FM補完中継局は、アナログテレビ放送の跡地の一部である90〜95MHzを使います。

総務省は平成26年に、AMラジオの聞こえにくさの対策や災害対策を目的として、この制度をつくりました。

関東の一覧に載っている、主なワイドFMの番号は次のとおりです。

放送局 ワイドFMの周波数
TBSラジオ 90.5MHz
文化放送 91.6MHz
アール・エフ・ラジオ日本(横浜) 92.4MHz
ニッポン放送 93.0MHz
栃木放送(宇都宮) 94.1MHz
茨城放送(加波山) 94.6MHz

首都圏の大きな3局がそろって90MHz台を使っていることが分かります。

76.0〜90.0MHzまでしか選べない機種が多い

FMトランスミッター側の選べる範囲は、76.0〜90.0MHzまでの機種が多く見られます。

この記事で紹介したエレコムやサンワサプライの機種も、選べる番号は90.0MHz以下でした。

そのため、ワイドFMの番号とFMトランスミッターの番号がぶつかることは多くありません。

ただし、海外向けの製品には90MHzより上を選べるものがあり、日本の基準に合うかを確かめる必要があります。

電波法の基準は、このあとの見出しで詳しく取り上げるので、あわせて読んでみてください。

90MHz台を使うコミュニティFMもある

90MHz台を使うのは、AMラジオのワイドFMだけではありません。

関東の一覧では、川崎市川崎区のFM大師が94.9MHzを使っています。

カーラジオで90MHz台の番号を聞くときは、ワイドFMとコミュニティFMの両方がある前提で確かめましょう。

たとえば、ワイドFMに対応していない古いカーラジオなら、そもそも90MHzより上は受信できません。

手持ちのカーラジオで選べる範囲は、車の取扱説明書かカーオーディオの仕様で確かめてください。

カーラジオがワイドFM対応かは選べる上限で分かる

カーラジオがワイドFMに対応しているかは、選局できる番号の上限を見ると分かります。

番号を上げていって、90.0MHzより上に進めるなら、ワイドFMの帯も受信できる機種です。

90.0MHzで止まる、または76MHz台に戻るなら、ワイドFMの帯は受信できません。

関東なら、TBSラジオの90.5MHzや文化放送の91.6MHzに合わせて、放送が聞こえるかを試すのも分かりやすい方法です。

対応していないカーラジオでは、90MHz台の放送とFMトランスミッターがぶつかる心配はありません。

空いている番号は停車中に3ステップで探す

空いている番号は停車中に3ステップで探す

空いている番号は、車を止めた状態でカーラジオを使って探すのが確実です。

手順は「ラジオで静かな番号を探す」「本体を同じ番号に合わせる」「音を流して確かめる」の3つになります。

慣れれば数分で終わる作業です。

カーラジオで静かな番号を探して本体を合わせる

次の順番で進めると、迷わずに合わせられます。

  1. 安全な場所に車を止め、カーラジオをFMにする
  2. 手持ちの機種で選べる番号の範囲で、カーラジオの番号を1つずつ動かす
  3. 放送の声も音楽も聞こえない番号をメモする
  4. FMトランスミッターの本体を、メモした番号に合わせる
  5. スマホで音楽を流し、雑音がないかを確かめる

固定タイプなら、2〜4つの番号を順に聞くだけなので、すぐに終わります。

フルチャンネルタイプは、候補が多いぶん、静かな番号を2〜3個見つけておくと安心です。

オートスキャン機能がある機種は、取扱説明書の手順で空いている番号を探す方法もあります。

見つけた候補を場所ごとにメモする

よく使う場所ごとに候補の番号をメモしておくと、次からすぐに合わせられます。

メモは、スマホのメモアプリでも紙でもかまいません。

場所 第1候補 第2候補
自宅の周り (例)88.1MHz (例)88.5MHz
職場・学校の周り (例)88.3MHz (例)88.7MHz
実家・よく行く場所 (例)88.1MHz (例)88.3MHz

表の番号は書き方の例で、実際の空き番号は場所ごとに確かめてください。

第2候補まで決めておけば、第1候補で雑音が出たときにすぐ切り替えられます。

カーラジオのプリセットとラストメモリで手間を減らす

カーラジオには、よく聞く番号を登録しておくプリセット(ボタンへの登録)があります。

見つけた候補の番号を登録しておけば、切り替えのたびに番号を探す必要がありません。

FMトランスミッター側にラストメモリ機能があれば、エンジンをかけ直しても前の番号のまま使えます。

2つを組み合わせると、乗るたびに設定し直す手間をかなり減らせるでしょう。

たとえば、自宅用の番号をプリセット1、職場用をプリセット2に入れておくと分かりやすいです。

探す範囲はカーラジオではなく機種に合わせる

空きを探すとき、カーラジオで選べる番号を全部聞く必要はありません。

聞くのは、手持ちのFMトランスミッターで選べる番号だけで十分です。

4ch固定の機種なら4つ、2ch固定なら2つの番号を聞けば、探す作業は終わります。

フルチャンネルタイプは76.0〜90.0MHzの141通りあるので、先に放送局の一覧で使われている番号を外しておくと効率的でしょう。

たとえば、一覧にない番号を5つほど選んでから、カーラジオでその5つだけを聞くと、短い時間で候補を決められます。

遠出や帰省では行き先の周波数を事前に調べておく

遠出や帰省では行き先の周波数を事前に調べておく

県をまたぐ遠出や帰省では、行き先で使われている番号を出発前に調べておくと、途中で慌てずに済みます。

走る場所が変わると、空いている番号も変わるからです。

総務省の各総合通信局が公開している放送局の一覧を使えば、行き先の番号を家で確かめられます。

都県が変わるとNHK FMの番号も変わる

同じNHK FMでも、都県ごとに使っている番号が違います。

関東総合通信局の一覧に載っている、各都県の親局の番号は次のとおりです。

地域 NHK FMの周波数
東京(墨田) 82.5MHz
横浜 81.9MHz
さいたま 85.1MHz
千葉 80.7MHz
水戸 83.2MHz
宇都宮 80.3MHz
前橋 81.6MHz
甲府 85.6MHz

たとえば、東京で85.1MHzを使っていた人がさいたま方面へ向かうと、NHK FMの放送とぶつかる可能性があります。

民放やコミュニティFMも同じように、地域ごとに番号が違うと考えておきましょう。

ルート上の都県の一覧を見て候補を絞る

遠出の前は、通る都県の放送局の一覧を見て、使われていない番号を候補にします。

一覧に載っていない番号でも、隣の県の電波が届いて聞こえることは珍しくありません。

最後は、現地で車を止めてカーラジオで確かめるのが確実です。

サービスエリアやパーキングエリアなど、車を止められる場所で番号を見直すとよいでしょう。

タイミング やること
出発前(家で) 通る都県の放送局の一覧を見て、候補を2〜3個決める
出発時(駐車場で) 自宅周りの番号に合わせて音を確かめる
県境を越えたあと(休憩中に) 雑音が増えたら、候補の番号に切り替える
到着後 帰りに使えそうな番号をメモに足す

帯の端の76MHz台・89MHz台がふさがる地域もある

「76MHz台や89MHz台の端の番号なら空いている」という話を見かけることがあります。

ただ、関東の一覧を見ると、端の番号を使う局もありました。

たとえば、FMわたらせ(埼玉県加須市)は76.1MHz、FMぱるるん(茨城県水戸市)とラジオ高崎(群馬県高崎市)は76.2MHzです。

89MHz台では、あいラジ(埼玉県上尾市)が89.1MHz、InterFM897(東京・芝)が89.7MHzを使っています。

端の番号が空いていることもありますが、行き先ごとに確かめるのが確実です。

引っ越したら自宅周りの候補を作り直す

引っ越しで住む場所が変わったときは、前の家で使っていた番号をそのまま使わず、候補を作り直しましょう。

同じ県の中でも、市が変われば近くのコミュニティFMや中継局の番号が変わることは多いのです。

たとえば関東の一覧では、J-WAVEは東京・墨田の81.3MHzのほかに、港区・渋谷区向けの88.3MHzでも放送しています。

新しい家の周りで放送局の一覧を見直し、カーラジオで静かな番号を2〜3個探しておくと、毎日の運転が楽になるはずです。

雑音や途切れは症状ごとに見直す場所が違う

雑音や途切れは症状ごとに見直す場所が違う

雑音や途切れが出たときは、周波数だけでなく、音量・ケーブル・置き場所・アンテナも見直すと改善しやすくなります。

これは、バッファローがFMトランスミッターのノイズがひどいときの対処として案内している内容です。

症状から原因の見当をつけると、直すまでの時間が短くなるでしょう。

症状別の見直し方

よくある症状と、最初に見直したい場所をまとめました。

症状 最初に見直す場所
放送の声や音楽が混ざる 周波数(空いている番号に変える)
ザーッという雑音が全体に乗る 周波数、アンテナの伸ばし方・角度
音が小さい・割れる スマホ(プレーヤー)とカーラジオの音量のバランス
特定の場所だけ途切れる 周波数、本体やスマホの置き場所
有線タイプで雑音が出る ケーブルのまとめ方(束ねていればほどく)

放送が混ざるときは、機種の問題ではなく番号の問題であることがほとんどです。

まずは周波数を変えてみて、それでも直らなければほかの場所を見ていきましょう。

音量はスマホを下げてカーラジオを上げる

バッファローのFAQでは、ステレオミニプラグでつなぐ場合、音楽プレーヤーの音量を下げてFMラジオの音量を上げる方法を案内しています。

スマホ側の音量が大きすぎると、音が割れて聞こえることがあるためです。

たとえば、スマホの音量を少し下げてから、カーラジオの音量で聞きやすい大きさに合わせてみてください。

機種によって合う音量は違うので、説明書に目安があればそれに従いましょう。

アンテナと置き場所で受信しやすさが変わる

車のアンテナが付いている場所は、フロントピラー、ルーフの上、リアガラス、車体の後ろのほうなど、車種によってさまざまです。

バッファローのFAQでは、伸ばせるアンテナは伸ばし、角度を変えられるものは角度も変えるよう案内しています。

シャープのQ&Aにも、車のアンテナの位置や周りの状況、走っている状況によって受信できない場合があるとの説明がありました。

アンテナが車の後ろにある車種では、FMトランスミッターとの距離が遠くなるため、置き場所を変えると改善することがあります。

置き場所を変えるときも、ハンドルやペダルの操作、前の見通しの妨げになる場所には置かないようにしてください。

音がまったく出ないときは周波数より前を確かめる

番号を合わせても音がまったく出ないときは、周波数より前の段階でつまずいていることがあります。

次の順に確かめると、原因を見つけやすいでしょう。

  • 本体のランプがついていて、電源が入っているか
  • スマホとBluetoothでつながっているか(有線ならプラグが奥まで入っているか)
  • スマホで曲を再生していて、音量がゼロになっていないか
  • カーラジオがAMではなくFMになっているか
  • 本体の番号とカーラジオの番号が0.1MHzまでぴったり同じか

とくに見落としやすいのは、本体とカーラジオの番号の小さなずれです。

たとえば本体が88.1MHzなのに、カーラジオが1つ隣の番号になっていると、雑音しか聞こえないことがあります。

有線タイプなら、バッファローのFAQにあるとおり、まとめたケーブルをほどいたり、プレーヤーの置き場所を変えたりするのも試してみてください。

それでも直らないときは、型番を確かめてメーカーのサポートに相談するのが近道です。

周波数の切り替えは停車中に行う

周波数の切り替えは停車中に行う

周波数の切り替えや候補探しは、車を止めているときに行いましょう。

走りながら本体の小さな表示やスマホの画面を見ると、前を見る時間が減ってしまいます。

運転中の画面の注視は、いわゆる「ながら運転」として道路交通法で禁止されているのです。

運転中に禁止されている行為

警察庁の案内では、運転中(止まっているときを除く)の次の行為を禁止しています。

  • 手に持たないと通話できない携帯電話などを、通話に使うこと
  • 車に取り付けた、または持ち込んだ画像表示用装置(カーナビゲーション装置など)の画像を注視すること

違反したときの罰則は、交通の危険を生じさせたかどうかで変わります。

区分 罰則 基礎点数・反則金
携帯電話使用等(交通の危険) 1年以下の拘禁刑又は30万円以下の罰金 6点・反則金の適用なし
携帯電話使用等(保持) 6月以下の拘禁刑又は10万円以下の罰金 3点・普通車の反則金は1万8千円

スマホで曲を選んだり、FMトランスミッターの画面をのぞき込んだりする操作も、走りながら行うのは避けてください。

携帯電話などの使用による事故は増えている

警察庁によると、令和7年中の携帯電話などの使用による死亡・重傷事故は148件でした。

使用していたときの死亡事故率は、使用していないときの約3.4倍です。

こうした事故の人的な要因は、前方不注意が約9割を占めています。

令和7年中の運転中の携帯電話使用等の取締りも、約18万件にのぼりました。

数秒のつもりの操作でも、その間に車は大きく進んでいます。

雑音が気になっても、走りながら番号を探すのはやめて、止まれる場所まで待ちましょう。

出発前に番号と曲を決めておく

運転中の操作を減らすには、出発前の準備が役立ちます。

番号の候補をカーラジオのプリセットに入れ、スマホのプレイリストも先に決めておくと、走り出してから触る必要がありません。

同乗者がいるときは、番号の切り替えや曲の操作をお願いするのも1つの方法です。

たとえば、長距離のドライブなら、休憩のたびに「次の区間の番号」を確かめておくと安心でしょう。

操作するときは安全に止められる場所を選ぶ

警察庁の案内では、禁止の対象は運転中で、車が止まっているときは除かれています。

ただし、信号待ちの短い停止中に操作を始めると、青信号に気づくのが遅れたり、走り出してからも画面を見続けたりするおそれもあるでしょう。

番号の探し直しは、駐車場やサービスエリアなど、車を落ち着いて止められる場所で行うのが安心です。

雑音が出ても音楽をいったん止めてラジオの音量を下げれば、止まれる場所まで運転に集中できます。

電波法の基準を超える製品は使えない

電波法の基準を超える製品は使えない

FMトランスミッターは、電波法の「著しく微弱な無線局」の基準の中で使うことが前提です。

基準を超える電波を出す製品は、免許なしでは使えません。

周波数を合わせる前に、手持ちの製品が基準に合っているかも気にしておきたいところです。

国内で使える無線機器には3つの条件がある

総務省近畿総合通信局は、無線機器を日本国内で使うには、次のどれかに当てはまる必要があると案内しています。

  • 発射する電波が著しく微弱な無線局の範囲である
  • 技術基準適合証明または工事設計認証(いわゆる技適)を取得している
  • 無線局の免許を受けている

FMトランスミッターのFMの電波は、1つ目の「著しく微弱」の範囲で使うのが前提です。

エレコムのLAT-FMBT02BKの仕様にも、ELPマークと並んで技術基準適合証明が書かれています。

Bluetoothでスマホとつなぐ機種では、ELPマークと技適マークの両方を見ておくと安心でしょう。

近畿総合通信局は、電波法の知識がないまま、微弱の範囲を超えるFMトランスミッターが売られている事例もあると説明しています。

こうした機器を使うと、使った人(一般の消費者)が電波法第110条の不法開設罪・運用罪に問われることもあるのです。

微弱な無線局の基準は3メートルで500μV/m以下

電波法第4条第1項では、発射する電波が著しく微弱な無線局は、免許を受けなくてよいとしています。

総務省の資料に示された322MHz以下の周波数の許容値は、無線設備から3メートルの距離で500μV/mです。

項目 内容
免許が要らない条件 電波が著しく微弱で、総務省令の基準に合うこと
許容値(322MHz以下) 3メートルの距離で500μV/m
基準を超えて使ったとき 違法・不法な無線局として罰せられる(電波法第110条)
ほかの無線設備に重大な障害を与えたとき 障害を除く措置を命ぜられることがある(電波法第82条)

FMトランスミッターが使う76.0〜90.0MHzは322MHz以下なので、500μV/mの基準が当てはまります。

令和7年度の試買テストでは168機種が基準に合わなかった

総務省は、インターネットショッピングサイトなどで売られている無線設備を買って、基準に合うかを測る試買テストを行っています。

令和8年6月30日に公表された令和7年度の取りまとめでは、203機種を買って測り、168機種が基準に合わないことを確認しました。

項目 令和7年度の結果
購入して測った機種 203機種
基準に合わなかった機種 168機種
販売中止などの改善策をとった販売業者など 約93.5%(令和8年6月19日時点)

令和7年度は、ドローンやワイヤレスカメラなどを優先して調べた年でした。

それでも、年度の途中の公表(第3次)では、FMトランスミッタが3機種含まれています。

令和6年度の途中の公表(第2次)では、用途別でFMトランスミッタが10機種と最も多く、毎年のように対象になっているのです。

基準を超える製品を使うと利用者も罰則の対象になる

総務省は、基準に合わない無線設備を免許なしで使うと、電波法違反として1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金の対象になると案内しています。

ほかの無線局に混信などの迷惑をかけるおそれがある点も見逃せません。

売っている製品だからといって、基準に合っているとは限らないのです。

総務省は、電波利用ポータルで、試買テストで基準に合わなかった製品の測定データや写真を公表しています。

手持ちの製品が気になるときは、型番や見た目をそちらで照らし合わせてみてください。

買い替えるならELPマークと周波数の選びやすさで選ぶ

買い替えるならELPマークと周波数の選びやすさで選ぶ

新しく買うなら、ELPマークか性能証明ラベルのある製品から、周波数を選びやすいものを選ぶと安心です。

マークは、電波の強さが微弱な無線設備の基準の中だと確かめられた印になります。

そのうえで、走る場所に合った周波数の選びやすさを見ていきましょう。

ELPマークと性能証明ラベルの違い

総務省の資料では、微弱な無線設備であることを示す2つのマークを紹介しています。

マーク どんな製品に付くか
ELPマーク 全国自動車用品工業会(JAAMA)と電波環境協議会(EMCC)の微弱無線設備登録制度で登録された製品
性能証明ラベル テレコムエンジニアリングセンター(TELEC)が測定し、免許の要らない無線局だと証明した製品

どちらも、パッケージなどに表示されています。

エレコムのLAT-FMBT02BKやLAT-FMBTB05BKの公式ページにも、ELPマークを取得した製品だと書かれていました。

通販で買うときは、商品ページやパッケージの写真でマークを確かめてください。

マークを確かめた製品だけを売る販売店もある

総務省の資料によれば、販売店の側にも独自のルールがあります。

自動車用品小売業協会(APARA)と大手家電流通協会の会員の販売店が売るのは、ELPマークの表示があるか、基準に合うと確かめられた微弱な無線設備などだけです。

こうした協会に入っているカー用品店や家電量販店で買えば、基準に合わない製品を選んでしまうおそれは小さくなるでしょう。

インターネットで買う場合は、販売ページにマークや基準についての記載があるかを見るのが大切です。

たとえば、日本での使い方や電波法についての説明が見当たらない海外向けの製品は、避けたほうがよいでしょう。

通販のページで見ておきたい記載

通販で買うときは、商品ページの説明文や仕様欄にも目を通しておくと安心です。

総務省の令和7年度の試買テストでは、技術基準への適合や無線局免許の手続きについての記載がなく、基準に合わないと推定される無線設備を選んで購入しています。

つまり、電波法に関する記載がない商品ほど、注意して見たほうがよいということです。

エレコムのLAT-FMBT02BKの仕様欄には、認証として「ELPマーク取得」「技術基準適合証明」「Bluetooth認証」が並び、使用可能地域は「日本国内」と書かれています。

このように、認証や使える地域がはっきり書かれているかを見比べると、選びやすくなるでしょう。

周波数の面で見るチェックポイント

周波数の選びやすさは、次のポイントで比べると分かりやすくなります。

チェックポイント 見るところ
選べる範囲 76.0〜90.0MHzを細かく選べるか、決まった数chか
番号の表示 今の番号が本体やスマホで見やすく表示されるか
ラストメモリ エンジンを切っても最後の番号を覚えているか
車の電圧 12V車か24V車か、両方に対応しているか
マーク ELPマークか性能証明ラベルがあるか

自宅の近くだけで使うなら、固定タイプでも空いている番号があれば十分です。

都市部をよく走る人や遠出が多い人は、選べる番号が多いフルチャンネルタイプのほうが使いやすいでしょう。

トラックなど24V車で使う場合は、12/24V両対応と書かれた機種を選んでください。

FMトランスミッターの周波数でよくある疑問

FMトランスミッターの周波数でよくある疑問

周波数の決め方のほかにも、ほかの車との混信やナビの音声など、使い始めてから出てくる疑問があります。

ここでは、メーカーや総務省の公式情報で確かめられたことを中心にお答えしましょう。

気になる疑問から読んでみてください。

ほかの車のFMトランスミッターと混信することはある?

渋滞中など、近くの車が同じ番号でFMトランスミッターを使っていると、音が混ざる可能性があります。

エレコムも、141chから選べる機種の特長として、放送局だけでなくほかの人のFMトランスミッターと混信しない周波数を選べる点を挙げていました。

ほかの人の音楽が聞こえてきたら、空いている別の番号に切り替えるのが近道です。

第2候補の番号を決めておけば、こうしたときもすぐに対応できます。

ナビアプリや動画の音も流せる?

エレコムの公式ページによると、音楽だけでなく、ナビアプリや動画コンテンツの音声もFMカーステレオで聞けるそうです。

LAT-FMBT02BKは、コンテンツ保護規格「SCMS-T」にも対応しているため、ワンセグの音声も聞けると案内しています。

流す音が変わっても、合わせる周波数の考え方は同じです。

ナビの音声を流していても、走りながら地図の画面を見続けないようにしてください。

スマホは何台までつなげる?

Bluetoothでつなげる台数は、機種によって違います。

LAT-FMBT02BKの仕様では、マルチペアリングは8台、Bluetoothの通信距離は最大約10m(理論値)です。

家族で1台の車を使うなら、複数のスマホを登録しておける機種が便利でしょう。

周波数はFMトランスミッター本体で決まるので、だれのスマホをつないでも同じ番号のまま使えます。

家のラジオやコンポでも使える?

総務省近畿総合通信局は、FMトランスミッターを、携帯音楽プレーヤーの音楽を自室のコンポーネントや車のFMチューナで聞くための送信機器と説明しています。

家で使う場合も、周波数の考え方は車と同じです。

部屋のラジオやコンポで放送が聞こえない番号を探し、本体を同じ番号に合わせます。

車のアクセサリソケット(シガーソケット)から電源をとる機種を家で使えるかは、説明書で確かめてください。

音が安定しないなら別のつなぎ方も考える

音が安定しないなら別のつなぎ方も考える

空いている番号がなかなか見つからない地域では、FMの電波を使わないつなぎ方に切り替えるのも1つの方法です。

FMトランスミッターは、FMの電波で音を送る仕組みなので、放送の多い地域ほど空きを探す手間が増えます。

車のオーディオにほかの入り口があれば、周波数の心配そのものがなくなるでしょう。

カーオーディオにBluetoothやAUX端子があるか確かめる

最近のカーオーディオやカーナビには、スマホとBluetoothで直接つなげるものや、ケーブルを差すAUX端子(外部入力)があるものもあります。

こうした機能があれば、FMトランスミッターを使わずにスマホの音を流せるのです。

手持ちの車に付いているかは、車やカーオーディオの取扱説明書で確かめましょう。

たとえば「外部入力」「Bluetoothオーディオ」といった項目が説明書にあれば、FMトランスミッターなしで聞ける可能性があります。

AUX端子を使う場合は、スマホの端子に合うケーブルや変換アダプタが必要になることもあるので、つなぐ前に確かめてください。

FMトランスミッターが向いている車・向いていない車

FMトランスミッターが便利なのは、FMラジオしか付いていない車で、手軽にスマホの音を流したいときです。

一方、放送局が多い地域をよく走り、雑音が気になる人には、Bluetoothや有線で直接つなぐ方法が合う場合もあります。

車の状況 向いている方法
FMラジオしかない FMトランスミッター(空いている番号に合わせる)
AUX端子がある ケーブルで直接つなぐ
Bluetoothオーディオに対応している スマホとカーオーディオを直接つなぐ

たとえば、FMラジオしかない車ではFMトランスミッター、AUX端子のある車ではケーブル1本、と車ごとに分けて考えると選びやすくなります。

自分の車でどの方法が使えるかを確かめてから、買い替えを考えても遅くありません。

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

  • FMトランスミッターに合わせる周波数は、今いる場所で放送が聞こえない番号が正解です。
  • エレコムLAT-FMBT02BKは88.1〜88.7MHzの4ch、LAT-FMBTB05BKは76.0〜90.0MHzの141chから選べます。
  • 関東では88.1〜88.7MHzのそれぞれに、放送に使っている地域があります。
  • ワイドFMは90〜95MHzを使い、TBSラジオは90.5MHz、ニッポン放送は93.0MHzです。
  • NHK FMは東京82.5MHz、さいたま85.1MHzのように、都県ごとに番号が違います。
  • 雑音が出たら、周波数・音量・ケーブル・置き場所・アンテナの順に見直します。
  • 運転中の画面の注視は禁止で、番号の切り替えは停車中に行います。
  • 令和7年度の試買テストでは203機種のうち168機種が電波法の基準に合いませんでした。

周波数に全国共通の正解はなく、場所に合わせて空いている番号を選ぶことが大切です。

まずは手持ちの機種で選べる範囲を確かめ、自宅の周りで静かな番号を2〜3個見つけておきましょう。

番号の切り替えは必ず車を止めてから行い、買い替えるときはELPマークのある製品を選んでください。

気持ちよく音楽が聞ける番号を見つけて、ドライブを楽しんでくださいね。

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